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2023 年度 実施状況報告書

多視聴教材を用いた英語指導とその効果

研究課題

研究課題/領域番号 23K00764
研究機関北海道教育大学

研究代表者

金山 幸平  北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (80850081)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
キーワードアニメ / 視聴 / リスニング / コーパス
研究実績の概要

2023年度は主に2つのことに取り組んだ。1つ目は、子ども向けアニメの視聴教材のコーパスを作成することで、英語圏の英語母語話者向けに放送されているアニメは日本の児童にも視聴可能な教材なのか、また子ども向けアニメにはどのような語彙的特徴があるのかを検証した。本研究結果は、小学校英語教育学会で口頭発表した。さらに論文として全国誌である小学校英語教育学会誌に採択された。
2つ目は、大学生を対象としたアニメの視聴とリスニング効果を検証することであった。大学生を対象に約4か月間に渡ってアニメを視聴してもらい、実験前後にリスニングテストを実施することで、アニメの視聴でリスニング力が向上するのかを検証した。本研究結果は全国英語教育学会で口頭発表を行った。さらに全国誌である全国英語教育学会誌に採択された。
2024年度は、2023年度の調査の反省点を改善して実験を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予定されていた研究を2つ行うことができ、かつ両研究とも全国大会で口頭発表して、さらに論文としても採択されたため。

今後の研究の推進方策

2024年度は、アニメの視聴とリスニング効果の関係をさらに検証していく予定である。2023年度に行った実験の反省点を踏まえて実験を改善し、学習者のリスニング力を更に向上させるための指導方法を検証していく予定である。また、今年度の研究成果を国際誌に投稿することを検討している。

次年度使用額が生じた理由

予定していたよりもアニメのDVDなどを購入することがなかったことと論文に投稿するための英文校正費用を抑えられたため。2023年度はYouTubeなどの無料で視聴可能なアニメを分析したためDVDを購入する必要がなかったが、今年度はDVDを購入してアニメを分析する予定である。さらに、国際誌に投稿するために英文校正費用の出費が2023年度よりも多くなる予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 多視聴教材としての児童向けアニメの特徴― New Word Level Checkerを用いた語彙分析 ―2024

    • 著者名/発表者名
      金山 幸平
    • 雑誌名

      小学校英語教育学会紀要

      巻: 24 ページ: 118-133

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Effects of Extensive Viewing of Cartoons on L2 Listening Improvement: How Much Audiovisual Input is Needed?2024

    • 著者名/発表者名
      Kohei KANAYAMA
    • 雑誌名

      Annual Review of English Language Education in Japan

      巻: 35 ページ: 1-16

    • 査読あり
  • [学会発表] 多視聴教材としての児童向けアニメの特徴2023

    • 著者名/発表者名
      金山 幸平
    • 学会等名
      第23回小学校英語教育学会(JES)近畿・京都大会
  • [学会発表] アニメの多視聴がリスニング力向上に与える影響 どのくらいの視聴覚インプットが必要か2023

    • 著者名/発表者名
      金山 幸平
    • 学会等名
      全国英語教育学会第48回香川研究大会

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公開日: 2024-12-25  

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