研究課題/領域番号 |
23K01574
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研究機関 | 大阪経済大学 |
研究代表者 |
梅村 仁 大阪経済大学, 経済学部, 教授 (20611354)
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研究分担者 |
長谷川 英伸 玉川大学, 経営学部, 教授 (20632912)
瓶内 栄作 芸術文化観光専門職大学, 芸術文化・観光学部, 講師 (80913988)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 地域ブランド / 地場産業 / 鞄産業 / 事業承継 / 若手経営者 |
研究実績の概要 |
本年度は、豊岡鞄産業の現状把握に注力した。自治体へのヒアリング、個別の企業訪問、消費者アンケートを実施し、その整理と分析に努めた。具体的には、自治体と産業界が一体となって取り組む地域ブランドの向上については、一定の効果はあるものと考えている。その要因として、地域団体商標の取得や産地外のブランドショップの影響が大きいと推測している。主な分析結果として、第一に、豊岡鞄産業が存立する兵庫県北部の地域団体商標の認知度についてであるが、「但馬牛」を筆頭に第4位として「豊岡鞄」であった。また、商標については、高齢ほど認知度が高くなっている。第二に、豊岡鞄の名称・商品の認知度は約20%であった。この認知度検討の基盤となる産地での事実の補足や分析が足りていないところがあることから、引き続き産地でのヒアリング、資料収集、分析を行う必要がある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
企業ヒアリングの件数が伸び悩んでいる。その理由として、若干ではあるが、まだパンデミックの影響を感じているところである。2024年度は、精力的に企業ヒアリングに取り組みたい。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度以降は、本年度で得たデータをもとに、企業および自治体、経営者団体とディスカッションし、地域ブランド向上に向けた政策的インプリケーションについて分析を行いたい。また、産地のレジリエンス機能に関する調査にも取り組むため、豊岡鞄産業の若手経営者(4代目、5代目)とのセッションも企画予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
豊岡鞄産業における産地企業へのヒアリング数が伸び悩んだことから、訪問旅費の残額が生じたことによるものである。2024年度は、積極的に企業訪問を行い、産地データの取得に努める。
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