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2023 年度 実施状況報告書

母子を継続支援するための連携促進Networkingの検討-医療保健福祉の共通課題を基に-

研究課題

研究課題/領域番号 23K01868
研究機関久留米大学

研究代表者

岡村 光子  久留米大学, 医学部, 助教 (70806687)

研究分担者 岡村 尚昌  久留米大学, 文学部, 准教授 (00454918)
田中 佳代  久留米大学, 医学部, 教授 (10289499)
跡上 富美  熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 教授 (20291578)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
キーワード母子支援 / 医療職 / 助産師
研究実績の概要

母子保健や子育て支援の分断を防ぎ、妊産褥婦・乳幼児での切れ目ない支援体制の整備と構築が国で取り組まれている。妊娠期から子育て期にわたる母子支援は、医療・保健・福祉が一包となり継続して支援に取り組むことが望まれている。しかし、現状では分断的であり、人事交流も少ないと推察される。本研究の目的は、 母子の継続支援に関わる医療保健福祉の連携における共通課題とニーズを明らかすることである。
第1~2段階は、母子支援に関わる医療保健福祉の連携における共通課題とニーズを明らかにすることを計画している。
2023年度は、前段階研究として「助産師の周産期メンタルヘルスケア実践に影響する要因」の量的研究(質問紙調査)を取り組んだ。この研究は、母子の継続支援に関わる医療職である助産師の周産期メンタルヘルスケア実践に影響する要因を探ることを目的に行った。質問紙調査でえたデータを解析し、助産師の母子支援(周産期メンタルヘルスケア)の実態とケアの際に影響している要因を探ることができた。この結果を日本母性衛生学会学術集会にて報告しており、課題研究の第1段階として計画していた予備調査を遂行している段階である。加えて、母子支援の多職種連携、母子支援に関する課題についての予備調査(文献検討)も遂行している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2023年度は、前段階研究として「助産師の周産期メンタルヘルスケアに影響する要因」の量的研究(質問紙調査)を取り組み、母子支援に関わる医療職である助産師の母子支援(周産期メンタルヘルスケア)の実態とケアの際に影響している要因を報告した。医療職の実態を把握するフィールド調査に繋がった。しかし、母子支援の多職種連系、連携課題の文献検討を行っている最中である。計画していた、医療、保健、福祉機関の視察を行い調査に向けたインタビューガイドを作成までには至っていない状況であり予定より遅れている。

今後の研究の推進方策

母子支援の多職種連携、連携課題などの文献検討を終え、母子支援に関わる医療・保健・福祉機関の視察を行い、調査に向けたインタビューガイドを作成する。医療・保健・福祉専門職が考える母子支援の多職種連携の実態を明らかにすることを目的とした質的調査を計画し、倫理委員会への申請、研究実施を目指す。

次年度使用額が生じた理由

2023年度は前段階研究を遂行したため。学術集会での報告のために旅費による使用額となった。また、文献検討の予備調査を行っている最中であり、第1段階の質的研究を計画していく段階であるため、設備備品の購入での使用がなかった。そのため、次年度使用額が生じた。
2024年度は、質的研究を計画し、実施していく予定である。研究データの収集、解析とセキュリティ化対策を強化するために専用のパソコン、SSDもしくはHDDが必要になってくる予定である。質的研究では、研究方法として、半構造化面接法とグループフォーカスインタビュー法での調査を予定しており、その際にはレコーディングをするためビデオカメラ、ICレコーダーなどの録画機器を購入する計画である。また、計画する質研究では、対象を広く募集する予定であり、インタビュー調査ではオンラインでのインタビューを行う可能性もある。その際には、データを収集・解析するPCとは別にインターネットを使用できるようタブレットが必要になる。また、質的研究を開始する際には、対象者への交通費や謝礼も必要になる予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 助産師の周産期メンタルヘルスケア実践に影響する要因2023

    • 著者名/発表者名
      岡村 光子
    • 学会等名
      第64回日本母性衛生学会学術集会

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公開日: 2024-12-25  

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