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2023 年度 実施状況報告書

障害福祉専門職の連携評価ツールの実践的検証と汎用モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K01878
研究機関北海道医療大学

研究代表者

近藤 尚也  北海道医療大学, 看護福祉学部, 講師 (80733576)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワード連携 / 連携評価 / 障害福祉
研究実績の概要

本研究は障害福祉領域における汎用モデルとしての連携評価ツールの開発を目指している。当該年度においては、情報収集及び連携評価ツール概要と連携評価に関する研究報告を行い、参加者との意見交換を実施した。連携評価ツールについて実践者が関心をよせ、実際に活用を促進する機会とできた。あわせて、相談支援に関わる職種より、自身は連携に向けて取り組むも一方的になりがちであり、連携を想定する相手と相互に理解を促進していくことが期待できるものといった意見などを得ることができ、ツールを活用することの有用性に関する知見を得ることができた。また、障害福祉領域だけではないソーシャルワーカーとの意見交換の場も得られ、汎用モデルの視点への示唆につながりうる「複合化・複雑化した課題を受け止める多機関の協働による包括的な相談支援体制を構築するために求められるソーシャルワークの機能」の角度から、連携に関する意見についても情報収集することができた。加えて、汎用モデルの開発にあたっては、個別的な支援を提供することの多い居宅介護従事者等のヘルパーとの連携について評価することへの期待といった意見も得られた。支援者の孤立化を防ぐ視点としての連携についても示唆が得られたと考える。
その他、ツールについて相談支援専門員やサービス管理責任者、児童発達支援管理責任者とは別の支援員等障害福祉領域へ関わる支援者への個別の周知をすすめ、ヒアリング調査を進めるため準備につなげることができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研修会形式でのヒアリング調査について、その準備につながる取り組みは進められたが、研修会形式の調査までの実施ができなかった。近隣地域の事業所へツールの活用と調査をすすめたが、十分なデータ量の収集までは至らなかった。

今後の研究の推進方策

令和6年度の前半において、近隣地域の事業所へツールの活用と調査について、継続的して実施とデータ収集を促進し、十分なデータ量を確保していく。また、研修会形式のヒアリング調査について、おおよその準備が整ったため、職能団体や行政機関、社会福祉法人等の協力も得ながら対応を進めていく。合わせて全国的な研修会の実施も進めていく。当初計画で予定していた量的な全国調査について、令和6年度後半で実施ができるように事前に準備を進めておくこでスムーズな実施つなげ、汎用モデルの開発を展開していく。

次年度使用額が生じた理由

研究の進捗がやや遅れており、令和5年度に実施予定であった研修会形式での調査について実施できなかったため、次年度に実施を行うことで次年度使用額を活用する。また、翌年度請求分は予定していた量的な全国調査及び汎用モデルの試作を進めるにあたり活用していく。

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公開日: 2024-12-25  

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