研究課題/領域番号 |
23K01890
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研究機関 | 聖隷クリストファー大学 |
研究代表者 |
大場 義貴 聖隷クリストファー大学, 社会福祉学部, 教授 (20440604)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 無業 / ひきこもり / メンタルヘルス / 不適切養育 / 自殺 |
研究実績の概要 |
本研究は、2016年度 基盤研究(C)「疫学手法に基づくひきこもりの全容解明とRCTを用いた社会復帰支援プログラムの評価」(16K09081)(2022年度終了)から着想した研究である。2023年度は、2022年度までの結果を社会に還元することで、2024年度からの基盤を整えた。 具体的には、本調査を含む、「若者のこころの孤独・孤立に関する研究」の調査に協力して頂いた関係者(約50名)向けの概要報告書「若者のひきこもり等の社会的孤立に関する研究報告書2015―2022(全29ページ)」を作成し、関係者に配布した。また、講演会などの講師として、研究の成果を公表した。①浜松東ロータリークラブ主催:精神科受診者600万人時代の家族みんなのメンタルヘルス~ライフステージに応じた相談支援と連携を中心に~(2023年6月16日)、②聖隷クリストファー大学主催:大学生と考える 不登校・ひきこもりを生み出す社会(2023年10月28日)、③浜松市社協東センター主催:どうするひきこもりその諸相と地域活動者(市民等)の役割~浜松型地域共生社会を目指して~(2023年11月11日)、④住友ファーマー主催:市民公開講座 若者のこころの健康セミナー(2024年3月31日)。 更に研究の手法と知見を活用して、静岡県函南町及び静岡県掛川市の、ひきこもりや若者の孤独・孤立に関する調査のアドバイザーとして関与した。 2022年度までの研究成果を社会に還元することで、基盤を整えることは出来た。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2022年度までの研究成果を社会に還元することで、基盤を整えることは出来たが、2022年度から学内の新規プロジェクトの責任者に着任したため、多忙で2023年度は「疫学手法に基づくひきこもりの全容解明とRCTを用いた社会復帰支援プログラムの評価」を中心とした、「若者のこころの孤独・孤立に関する研究」のデータクリーニング等に留まった。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、先行研究の調査・確認を行い、調査実施に向けた準備を行う。 2025年度は、調査の実施と解析、論文執筆を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
2023年度に十分な準備ができなたっかため、2024年度以降に使用額が生じた。 2024年度は、研究に必要な物品の購入、及び研究に関する打ち合わせや学会参加等を行う。
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