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2023 年度 実施状況報告書

オンライン里孫プログラムによる高齢者の健康改善に関するアクションリサーチ

研究課題

研究課題/領域番号 23K01894
研究機関大阪医科薬科大学

研究代表者

三澤 美和  大阪医科薬科大学, 医学部, 特別任命教員助教 (20816508)

研究分担者 鈴木 富雄  大阪医科薬科大学, 医学部, 特別任命教員教授 (50343207)
橋本 忠幸  大阪医科薬科大学, 医学部, 特別任命教員助教 (70966928)
島田 史生  大阪医科薬科大学, 医学部, 特別任命教員助教 (90748047)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワード高齢者 / ウェルビーイング / オンライン診療 / 里孫プログラム
研究実績の概要

本研究は2023年度、倫理委員会での審査が長引いたこともあり研究に必要な書類の作成、共同研究機関との打ち合わせを行った。審査を終えたため今後具体的に対象となる患者の選択、協力者となる学生の選択に進む予定である。
諸外国での高齢者対策、ウェルビーイングにどのような取り組みがされているかについて、WONCA世界家庭医療会議(シドニー)への参加で情報収集を行った。諸外国にはその国の保険制度にあわせて様々な高齢者対策が存在した。プライマリ・ケア制度が充実している国では、やはりオンライン(画面上で対話をする)もしくは電話といったアプローチでの、高齢者見守りが多く見られた。国によっては医師が担当する地域が広大で、日本のように小さくまとまったコミュニティではないことも多く、通信機器を使った住民への取り組みが目立った。これらの対策は高齢者にとどまらず、アルコール問題を抱えた人や母子支援、糖尿病療養の動機付けなど様々な形で応用されていた。今回の情報収集において、やはり山間部僻地である当研究の対象地域では有用な方法と思われた。
また1年間で高齢者福祉、対策に関する資料を集め共同研究機関と共有し、具体的なオンライン機器の準備について調査した。またインタビュー場所の確認、対象者の選定についても打ち合わせを行った。打ち合わせでは聴覚や視覚に問題のある患者の場合の対策などを話し合っており、具体的な取り組みに進む準備は整ったと考えている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当学倫理委員会での審査で小さな訂正が多くあり、倫理委員会での最終許可が下りるのに時間がかかったため。

今後の研究の推進方策

倫理審査も終わったため対象者をしぼり、実際の介入を行っていく。5月からの介入開始を予定している。

次年度使用額が生じた理由

倫理委員会における審査完了に時間を要したことと、対象となる高齢者選定に時間を要したため研究計画の進捗が遅れていたが、次年度は実際に研究インタビューを開始することが可能である。今年度対象者である患者に使うデバイス(タブレットなど)の購入、インタビューのため神河町と大学との往復の交通費、また研究途中経過発表のための学会参加に次年度の必要経費がかかる。関連書籍の購入も必要となる予定である。

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公開日: 2024-12-25  

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