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2023 年度 実施状況報告書

発達障害児におけるこども観察シート(COS)の臨床での活用に向けた簡略版の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K02259
研究機関兵庫県立大学

研究代表者

藤本 佳子  兵庫県立大学, 看護学部, 客員研究員(研究員) (80425090)

研究分担者 大野 かおり  兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (20300361)
森 瞳子  四條畷学園大学, 看護学部, 講師 (70508803)
島村 珠枝  兵庫県立大学, 看護学部, 助教 (30784087)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワード発達障害 / スクリーニング / 5歳児健診 / COS-5 / 乳幼児健診
研究実績の概要

本研究では、全国における現在の就学前の健診での発達のスクリーニングの実施状況や課題を質問紙調査により明らかにし、特に3歳児健診以降の発達障害の早期発見・支援につながる観察項目、申請者らが開発した「こども観察シート5歳児用(COS-5:child observation sheet for 5-year-oldchildren)」の簡略化できる観察項目、保健師や保育士等が実用可能な観察シートについて明らかにすることを目的とする。
2023年度は、文献検討等を基に質問紙を作成し、全国の市町村1744箇所を対象に乳幼児健診の実際と5歳児健診の有無、理由、課題について調査を行った。調査の回答数は、472(回答率27.3%)得られた。今後、調査結果の分析をすすめ、乳幼児健診の実態や課題について整理と検討を進める予定である。また、乳幼児健診が保健センター以外の外部機関で実施されている状況があることから、保健師以外の専門職が活用できる発達障害の早期発見・支援につながる項目について明らかにし、こども観察シート(COS-5)の簡略版と3歳時版の作成に活かす予定である。現在、質問紙調査の分析と並行して、こども観察シート(5歳児)簡略版」と「こども観察シート(3歳児)」を作成するチームを組み、それぞれの観察シートを作成する準備段階である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の研究計画通り、全国の自治体への質問紙による実態調査を行い、その結果の分析をすすめているため。

今後の研究の推進方策

今後は、研究チーム(医師、臨床心理士、保健師、看護師)で「こども観察シート(5歳児)簡略版」と「こども観察シート(3歳児)」を作成する。作成したこども観察シート(①簡略版・②3歳児用)について、協力可能な市町村を対象に質問紙やインタビュー調査を行い、臨床で活用可能なシートに修正する。また協力可能と回答のあった市町村において、こども観察シート(①簡略版・②3歳児用)の実際の活用を行い、妥当性の検証と就学前の健診の機会や方法の提言をまとめる。

次年度使用額が生じた理由

今後、作成したこども観察シート(①簡略版・②3歳児用)について、協力可能な市町村を対象に質問紙やインタビュー調査を行う。また協力可能と回答のあった市町村において、こども観察シート(①簡略版・②3歳児用)の実際に活用し、検証を行う。

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公開日: 2024-12-25  

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