研究課題/領域番号 |
23K02276
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研究機関 | 広島国際大学 |
研究代表者 |
松木 太郎 広島国際大学, 健康科学部, 講師 (70804920)
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研究分担者 |
加納 裕久 中京大学, スポーツ科学部, 助教(テニュア) (00808579)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | コオーディネーション・トレーニング / 実行機能 / エフォートフル・コントロール / 集中力 / 抑制的制御 / 弱い刺激への快 / 知覚的過敏性 / 児童 |
研究実績の概要 |
本研究は、小学校低学年の児童を対象に、実行機能とコオーディネーション・トレーニングとの関連について縦断的に検討することを目的としている。2023年度では主に、本調査の計画立案、本調査で使用する尺度および実行機能を測定するアプリケーションの選定等を行った。実行機能を測定するアプリケーションの選定条件は、iPadで使用できること、調査協力児が対象であるため、日本語に対応していることとした。その結果、CogniFitを実行機能の測定をするアプリケーションとして選定した。CogniFitは日本の児童を対象とした調査・研究がほとんど行われていないため、7歳から10歳までの児童を対象に、Trail Making Test、フランカー課題などの実行可能性や測定値の検証を予備調査として行った。その結果、概ね実行可能と考えられたが、教示方法等に課題がみられた。また、親が子の実行機能を測定する尺度として、7歳から10歳までを対象年齢とするMary K. Rothbartが作成したTMCQ( the Temperament in Middle Childhood Questionnaire)の日本語版(高橋・草薙・星,2020)を選定した。この中のエフォートフル・コントロール(集中力、抑制的制御、弱い刺激への快、知覚的敏感性の4下位尺度から構成される)を実行機能を測定する尺度とした。2024年度は本調査に移行する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
計画立案や測定道具の選定に時間を要したことなどが調査が遅れている理由として挙げられる。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度の後半に、本研究の遂行で必要と考えられる専門性を有した共同研究者を新たに追加した。
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次年度使用額が生じた理由 |
本調査の実施に遅れが生じたことにより、2023年度の支出が少なかったため。2023年度で使用しなかった分は、2024年度の調査の実施に係る諸経費として使用する予定。
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