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2023 年度 実施状況報告書

ダンス指導経験値問わずに取り組めるダンス習得プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K02419
研究機関新潟中央短期大学

研究代表者

若井 由梨  新潟中央短期大学, その他部局等, 講師 (20644040)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワードダンス指導の困難さ / 運動要素 / ダンスプログラム
研究実績の概要

本研究は、教育現場における教員のダンス指導の資質向上に役立てるための研究である。
現職教員の中にはダンス授業に対し心理的な阻害要因によって苦手意識を持ち、単元や授業構成について依然としてと戸惑いや困難さを感じる者も多い現状がある。本研究では、指導計画立案の困難さに着目し、ダンスに苦手意識をもつ指導者でも取り組みやすいダンス習得プログラムの開発を目的としている。
2023年度の研究実績としては、児童期につながる幼児期まで範囲を広げ、子どもが習得すべき運動要素を解明するためのフィールドワークを以下の2点によって行った。1点目に、表現活動プログラムに関連する研修会・講習会への参加によって活動のプログラム立案の事例を調査した。2点目に、小学校の表現運動授業においてラバンのエフォート概念の一側面である「時間」「空間」を工夫の視点とした動きの質感に着目した授業実践を観察した。学習者の発達段階によって重視される運動要素の相違についての一知見を得ることができたが、国外も含めた調査・研究においては次年度の課題となる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

今年度は実態を把握するためのフィールドワークを重ねる年となったが、研究機関を異動した初年度と重複したため、想定していたように研究活動時間を割くことが厳しい状況であった。社会情勢としてコロナの収束に伴い国内への実地調査は可能となったものの、海外におけるフィールドワークは立案するまでに至ることが出来なかったため、次年度以降の課題としている。

今後の研究の推進方策

2023年度の研究実績により学習者の発達段階によって重視される運動要素の相違についての一知見を得ることができたが、フィールドワークによる事例数を重ねること、および文献研究による理論的基盤固めも急務の課題である。2024年度は国外も含めた調査・研究に幅を広げること、教育現場の実態を捉えるためのフィールドワークも継続していきつつ、ダンス習得プログラムの開発を進めていきたい。

次年度使用額が生じた理由

2023年度は研究当初計画していたアメリカのカリフォルニア州立大学への訪問ではなく国内へのフィールドワークを中心に調査していたため、旅費において大きな余剰となっている。物品費についても、新たな研究機関に異動した年であったため図書や備品を揃えて研究体制に備えることが厳しい状況であった。次年度は更に文献研究およびフィールドワークに力を注ぐために物品費・旅費への使用が見込まれる。

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公開日: 2024-12-25  

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