研究課題/領域番号 |
23K02476
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
河内 昭浩 群馬大学, 共同教育学部, 准教授 (10625172)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | 国語教育 / 学習基本語彙 |
研究実績の概要 |
本年度はデータの作成、分析に多くの時間を費やしたが、その中でも1本の学会発表と1本の学術論文を行った。 データの作成、分析としては現在、1980年代の小学校教科書データのコーパス化を図っている。すでにある国立国語研究所作成の1980年代の中学校教科書データ、2000年代の教科書データ、そして今後作成予定の2020年代の教科書データを合わせることで、通時的横断的なデータのもと、これまでにない根拠を明確にした語彙選定ができると考えている。 学会発表では(「いかにして「国語科学習基本語彙」を定めるか―4種の語彙集の比較から―」、第145回全国大学国語教育学会信州大会、信州大学)では、過去の語彙集の検証を行い、学術論文(「国語科学習基本語彙の研究」群馬大学共同教育学部『群馬大学教育学部共同教育学部紀要 人文・社会科学編』)ではさらにその詳細な分析を行った。いずれも、本研究に係る先行研究の整理として行ったものである。今後、学習基本語彙を選定していくにあたり、過去の学習基本語彙の整理は欠かせない。これまで語彙集自体の整理は行われてきたが、集められた語彙の詳細な検討はなされていない。特に教育的判断の内実を明らかにできれば、今後の選定の判断に大きく役立てるものと考えている。また今回調査対象とした4つの語彙集は、いずれも2000字前後のもので、かつ社会的評価の高い語彙集である。今後作成を目指す学習基本語彙も同じ規模のものを考えており、そうした点からも必要な先行研究分析だと考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
教科書の収集、文字のデータの入力作業に時間を要してしまい、成果として発表するには至らなかったため。また最新の教科書については、令和6年度に新しい小学校の教科書が発行されるため、それを待ってのデータ化とすることにしたため作業を行わなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
教科書データのコーパス化を急ぎ、今年度後半には成果を発表できるようにしたい。今年度同様少なくとも学会発表、学術論文一本以上の成果の発表を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
データの収集、入力作業が遅れたため。 使用しなかった分を利用して、次年度業者に発注する。
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