研究課題/領域番号 |
23K02525
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
石倉 佑季子 大阪大学, 国際教育交流センター, 准教授 (40762414)
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研究分担者 |
卓 妍秀 大阪大学, スチューデント・ライフサイクルサポートセンター, 教授 (10512569)
LI MING 大阪大学, 国際共創大学院学位プログラム推進機構, 准教授 (50778107)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 大学の国際化 / 留学生政策 / 新型コロナウィルス感染症 / 日本 / 韓国 / 中国 |
研究実績の概要 |
本研究では、政府主導で大学の国際化を展開している日本、韓国、中国の3カ国における留学生政策の過去、現在、未来、( ①2020年を目標にした留学生政策(過去)、②新型コロナウィルス感染症の留学生政策への影響(現在)、③ウィズコロナやアフターコロナにおける留学生政策の未来像(未来))を探索する。本研究を通し、各国における今後の留学生政策や戦略への示唆を提示すると共に、アジア諸国における受け入れ先進国としてこれから戦略的に取り組んでいくためのモデルを3カ国で構築することを目的にしている。本年度は3カ国における高等教育全般に関する文献調査や大学の国際化を取り巻く政府の政策やその背景を知るため、政府資料の文献調査も行なった。また留学生政策に関わっているポリシーメイカーやその政策や研究及び実践に関わっている教職員を対象にオンライン及び対面でのインタビュー調査を開始した。日本や韓国においては、新たなる大学の国際化政策である「未来を創造する若者の留学促進イニシアティブ(J ~MIRAI)」や「Study Korea 300K Project」が政府より打ち出されたため、予定より早い段階で政策に関わっているポリシーメイカーにインタビュー調査を実施した。来年度以降はインタビュー調査を引き続き行い、データを分析し、国内外での学会発表や論文執筆を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画通り、文献調査およびインタビュー調査を実施し、順調に調査が進められている。よって、本研究は概ね順調に進展していると評価できる。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度は、以下の点に取り組む予定である。 1. 日本、韓国、中国において、留学生政策に関わっているポリシーメイカーやその政策や研究及び実践に関わっている教職員を対象にオンライン及び対面でのインタビュー調査を引き続き実施 2. 調査結果を分析し、3カ国のデータを比較 3. 研究成果を発表 (1) 国内外での国際教育学系の学会にて研究成果を口頭発表する (2) 国際教育学系の国際ジャーナルに論文を投稿する
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次年度使用額が生じた理由 |
調査のための旅費を多く見積もっていたが、本年度に関してはオンラインでの調査が主になったため、次年度の使用額が生じた。次年度は移動を伴う調査や学会発表を多く予定しているため、旅費に使用する予定である。
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