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2023 年度 実施状況報告書

医療と教育をつなぐ算数障害診断評価ツールおよびトレーニングアプリの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K02570
研究機関鳥取大学

研究代表者

大羽 沢子  鳥取大学, 医学部附属病院, 助教 (60846244)

研究分担者 井上 雅彦  鳥取大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20252819)
小枝 達也  国立研究開発法人国立成育医療研究センター, こころの診療部, 部長 (70225390) [辞退]
前垣 義弘  鳥取大学, 医学部, 教授 (80252849)
福崎 俊貴  鳥取大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80838764)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワード算数障害 / トレーニングアプリ / 評価 / 数的基礎力検査
研究実績の概要

これまでの算数アプリ開発における成果をまとめ、トレーニングアプリの加算については、トレーニングの効果があったことが認められたことや具体的な指導方法についての提案を第65回小児神経学会のシンポジウムにおいて発表および協議を行った。会場からは算数障害の診断や治療に関する質問も多く寄せられ、附属小学校における試験的実施ができることとなった。
本年度は中・高学年向けのアプリ開発に向けて各学会で情報を収集したり、小学校での数的基礎力検査の実施および指導に関して教材を提供し、適切な課題内容や実施時期について検討を行った。
また最新の算数トレーニングアプリの動向や先行研究等の分析により、以下の課題について検討した。①プレテストの精選:評価問題の復活(流暢性テスト):数的基礎力検査⇒参加者が分かりやすい表示を工夫:数系列・量・計算(20までの数)などを活用したプログラムの作成に向けた検討を行う。②トレーニング効果を分析しやすいデータの取り方を工夫する。③ドロップアウトを防ぐ手立て:ごほうびアイテムが取得できるように変更し待機の間の別メニューを導入する。④データの処理をある程度自動化⇒表作成と簡単な検定までできるようにし、継続的に効果判定ができる工夫をする。
R6年度は新たに研究分担者・研究協力者を加えてAIなどを活用したプログラムの作成に向けた検討を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

これまで毎年試験を行ってきたので、本年度は、これまでの成果をしっかり分析し、中・高学年向けのトレーニングに必要な内容・方法について、最新の研究をもとに方針を検討してきた。年度末には具体的な計画も立てることができたことから、計画通りの進捗となっていると言える。

今後の研究の推進方策

中・高学年向けのプログラムに関する方針や具体的な計画は立てることができたが、昨今の物価上昇により、これまで取り組んできた予算の範囲内でアプリ開発をすることができるかが懸念である。他の外部資金の調達や、これまでの成果をできるだけ生かした開発ができるように工夫したい。

次年度使用額が生じた理由

本年度は主に情報収集や学会発表等に予算を使用した。次年度は実際のアプリ開発に着手するため、人件費の割合が高くなることが予測される。また、論文投稿も予定しているのでその費用に使用する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 限局性学習症の医療と教育 ―学習困難は誰がどのように 支援・指導すべきなのか―2023

    • 著者名/発表者名
      岡 牧郎、内田直美 、祇園知克 、大羽沢子、小枝達也
    • 学会等名
      第 65 回日本小児神経学会学術集会

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公開日: 2024-12-25  

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