研究課題/領域番号 |
23K02670
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
金田 嘉清 藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (50387669)
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研究分担者 |
櫻井 宏明 藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (90387704)
田辺 茂雄 藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (50398632)
小山 総市朗 藤田医科大学, 保健学研究科, 准教授 (90754705)
藤村 健太 藤田医科大学, 保健衛生学部, 講師 (50780623)
武田 和也 藤田医科大学, 保健衛生学部, 講師 (30835468)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | 医学教育 / 理学療法士 / 作業療法士 / 客観的臨床能力試験 / 勤務施設特性 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、若手理学療法士・作業療法士(以下、若手療法士)の質の保証に向けて、勤務施設特性が若手療法士の標準臨床技能修得に与える影響を明らかにすることである。本研究の成果は、若手療法士の標準臨床技能修得における、水準の担保とその向上、卒前教育および卒後研修のシステム構築実現に寄与するものであり、わが国のリハビリテーション医療の発展に資すると考える。本研究は、標準臨床技能間の習熟度の差異に関する横断的検討と標準臨床技能修得過程の差異に関する縦断的検討を同時に進めている。
本年度は、標準的な臨床技能に関する客観的臨床能力試験(Objective Structured Clinical Examination:OSCE)を複数項目実施した。あわせて、各施設の特性に関連した指標として、臨床の経験、学習の経験、その他について調査した。この対象者の内、1年目であった若手療法士は、標準的な臨床技能に関するOSCEを、複数の項目について、複数年に渡り継続して実施する予定である。その結果、OSCEの採点結果の経時的な変化について解析を行い、得られた技能間(項目間)の習熟度の差異に関する結果を踏まえて、詳細な検討と考察を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究は、療法士養成の質の保証に向けて、勤務施設特性が若手療法士の標準臨床技能修得に与える影響を明らかにすることを目的としている。本研究は、標準臨床技能間の習熟度の差異に関する横断的検討と標準臨床技能修得過程の差異に関する縦断的検討を同時に進めている。今年度は、評価実施のための環境作りと、関係施設の管理者との関係作りおよび、実施手順について打ち合わせを実施した。研究分担者が複数施設を訪問しOSCEを実施して施設間での比較が可能となった。 そのため遂行状況としては「おおむね順調に進展している」に該当すると考える。
令和6年度も継続して関係施設における1年目から3年目までの若手療法士に療法士版OSCEを実施し、勤務施設特性が臨床技能の修得度に与える影響を検討する。さらに今年度の対象者における経時的なデータの取得も継続する。感染対策を考慮しながら、データ取得施設の増大も検討する。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は本研究の推進に向けて、大学と関連のある卒後教育施設とともに療法士教育に関する現状の課題を改めて共有し、施設および療法士責任者との連携強化やOSCE実施環境の整備に努め、本研究計画を遂行するための基盤を構築した。その後、卒後教育施設であるリハビリテーション病院において、1年目から3年目までの若手療法士(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)を対象に、複数の臨床技能を課題とした療法士版OSCEを実施し、データを取得することができた。次年度も継続して若手療法士に対して療法士版OSCEを実施し、勤務施設特性が臨床技能の修得度に与える影響を検討するとともに、経時的なデータの取得を継続していく予定である。
以上より、令和6年度の研究費の使用用途として、データ取得環境とデータ保護環境の改善、データ解析及び成果発表の準備費を想定している。これらを活用し、本研究計画を推進していく。
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