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2023 年度 実施状況報告書

動作習得の"体感"が得られるIoT教材システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K02735
研究機関香川大学

研究代表者

後藤田 中  香川大学, 情報化推進統合拠点, 教授 (40633095)

研究分担者 蟹澤 宏剛  芝浦工業大学, 建築学部, 教授 (00337685)
高井 由佳  大阪産業大学, デザイン工学部, 准教授 (90626368)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワード教育工学 / 運動学習 / 身体制御 / トレーニング支援 / フィードバック手法
研究実績の概要

まず,初年度の目的は,動作対象の種類に応じて,どの知覚強調が受け入れやすく,学習を振り返れそうか,短期的な内省のプロセスを調査した.例として音を対象に,色に変換して伝達するモジュールをIoTプラットフォームであるifLinkとよばれるプラットフォームを用いて実現し,評価を行った.
取り扱った音感に関わる学習は,容易に導入できない訓練であり,ドロップアウトしやすいことが知られている.このことから,本研究テーマで取り扱う学習対象は,学習者の好きな時間帯やすきま時間などにも学習することができ,最終的には学習時間の持続できることも重要となる.ifLinkを用いることで,一人でも複数のモジュールを簡単に組み合わせ,自由度の高い学習に取り組めるシステムを提案できた.
このように自己でフィードバック方法をスマートフォンを用いて組み合わせや設定の試行錯誤できるような環境であれば,個人ごとに合わせた学習方法の幅が広がり,かつ試行錯誤の学習の結果に基づき,調整を行うことが可能になる.今回は,フィードバックにおいて学習者が選択的に選ぶことができる学習環境を作るために,IoTプラットフォームを使用した.
なお,ARCSモデルに沿った学習者の学習意欲の継続への効果について検証した.ARCSモデルを用いて試作したシステムは,学習者が学習を継続する環境を提供できるシステムであることが確認でき,学習者が学習方法として,IoTモジュールを選択する新たな手法の可能性が示唆された.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

1年目で予定していた,対象を設定し変換する,体感を目的とした知覚モジュールの実装と評価が行えている.

今後の研究の推進方策

研究を進める上でIoTプラットフォームを活用することで,自己で開発するコストを大幅に下げられるため,今後も複数のプラットフォームの利用を検討しながら,研究を進める.

次年度使用額が生じた理由

IoTプラットフォーム開発について既存の流用を行うことによって,コストが削減できたため.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2024 2023

すべて 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] ARCSモデルを用いた音感学習の持続を支援する知覚フィードバックの提案2024

    • 著者名/発表者名
      児玉七菜,後藤田中,浅木森浩樹,武藤幸一,林敏浩
    • 学会等名
      教育システム情報学会 2023年度 特集論文研究会
  • [学会発表] 音感学習の持続を支援する知覚フィードバックの提案2023

    • 著者名/発表者名
      児玉七菜,後藤田中,林敏浩
    • 学会等名
      令和5年度 電気・電子・情報関係学会四国支部連合大会
  • [学会発表] 技能学習者に対する骨格推定を用いた部位別重畳表示視聴環境の開発2023

    • 著者名/発表者名
      田中凌太,後藤田中,鈴木実緒,蟹澤宏剛,高井由佳,神田亮,神田かなえ,李セロン,林敏浩
    • 学会等名
      教育システム情報学会 第48回全国大会
  • [学会発表] Resistance Training Support System with Pose Estimation2023

    • 著者名/発表者名
      Koki Yamada, Naka Gotoda, Ryota Akagi
    • 学会等名
      ICCE2024
    • 国際学会

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公開日: 2024-12-25  

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