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2023 年度 実施状況報告書

ICTを活用した小学校理科における遠隔合同授業

研究課題

研究課題/領域番号 23K02790
研究機関山口大学

研究代表者

佐伯 英人  山口大学, 教育学部, 教授 (30457296)

研究分担者 和泉 研二  山口大学, 教育学部, 教授 (70260677)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワード遠隔合同授業 / 小学校 / 理科
研究実績の概要

本研究の目的は、新たなICTを活用した遠隔合同授業モデルを提案し、普及・啓発させることで、遠隔合同授業においても2017年告示の学習指導要領に示されている「主体的・対話的で深い学び」を実現することである。 附属山口小学校と附属光小学校の理科室をICTを使って遠隔合同授業ができる環境を構築し、小学校理科の授業のあり方に関する研究を行い、モデル授業を提案することが1年目の実践研究であった。
本研究では、予定通り、附属山口小学校と附属光小学校の理科室をICTを使って遠隔合同授業ができる環境を構築し、小学校理科の授業を実践した。その結果、遠隔合同授業を受けた児童の意識(「おもしろかった」)が良好であったことが明らかになった。また、附属山口小学校と附属光小学校ともに、主な要因は共通しており、「他校の児童と話し合ったこと」であったことが明らかになった。
本研究の成果は、2023年12月3日に開催された日本理科教育学会中国支部大会(島根大会)で発表し、また、『山口大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要』の第57巻のpp.169-175に「小学校理科における遠隔合同授業に関する一考察(その1)‐第5学年「振り子の運動」において‐」として掲載した(津守成思・森大樹・瓦屋大志・和泉研二・佐伯英人,2024)。
ただし、遠隔合同授業ができる環境を構築したが、一部にハウリングが生じ、相手校の意見を聞きにくい学習場面がみられた。より良い環境になるように整備を進め、改善していきたい。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

附属山口小学校と附属光小学校の理科室をICTを使って遠隔合同授業ができる環境を構築し、小学校理科の授業を実践した。その結果、遠隔合同授業を受けた児童の意識(「おもしろかった」)が良好であったことが明らかになったため。

今後の研究の推進方策

附属山口小学校と附属光小学校の理科室をICTを使って遠隔合同授業ができる環境を構築したが、一部にハウリングが生じ、相手校の意見を聞きにくい学習場面がみられた。より良い環境になるように整備を進め、改善していきたい。また、遠隔合同授業を行うと有効な単元や授業という視点から実践研究を進めたい。

次年度使用額が生じた理由

附属山口小学校と附属光小学校での遠隔合同授業の実践回数が1回であっため、学会発表は1回1人分しかできなかった。そのため、計画していた旅費・参加費のすべてを使えなかった。購入する消耗品も授業回数が少なかったため、そのすべてを使うことができなかった。
2024年度は、複数回の遠隔合同授業を行い、実践研究を進めていく予定である。実践研究が進むことにより、消耗品の購入が増え、また、学会発表等が複数回でき、予算を使用することができると考えている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 小学校理科における遠隔合同授業に関する一考察(その1) ‐第5学年「振り子の運動」において‐2024

    • 著者名/発表者名
      津守成思, 森大樹, 瓦屋大志, 和泉研二, 佐伯英人
    • 雑誌名

      山口大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要

      巻: 57 ページ: 169,175

    • オープンアクセス
  • [学会発表] 小学校理科における遠隔合同授業に関する一考察(その1) ‐第5学年「振り子の運動」において‐2023

    • 著者名/発表者名
      津守成思, 森大樹, 瓦屋大志, 和泉研二, 佐伯英人
    • 学会等名
      日本理科教育学会中国支部大会(島根大会)

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公開日: 2024-12-25  

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