• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 実施状況報告書

店員の動機づけに着目した店舗内万引き防止教育プログラムの作成

研究課題

研究課題/領域番号 23K02973
研究機関人間環境大学

研究代表者

皿谷 陽子  人間環境大学, 心理学部, 助教 (50739761)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
キーワード声かけ / 万引き防止対策 / 従業員 / 商業施設
研究実績の概要

本研究の目的は,店員の店内防犯対策への動機づけを高め,より効果的な店舗内防犯教育を開発することである。申請者のこれまでの研究により,店員の意識改革は可能であったが,実質的な損失(万引き対象物の量的減少,売り上げ等の利潤の増加など)を防ぐための行動を引き起こせているかは不明である。さらに,申請者が研究を行う中で,店舗一丸となり万引き防止対策に臨む店舗もあれば,そうでもない店舗もあることを明らかにしている。店員の動機づけを高める要因を明らかにすることで,店員教育も容易になり,店舗環境の改善にもつながると考える。
2023年度については,店員の万引き防止対策「声かけ」の阻害要因,促進要因の検討を行う予定であった。具体的には,Web調査にて,小売業(スーパーなど)に勤務する店員を対象に勤務中の声かけの頻度を尋ねる。さらに自由記述として,声かけができた場面,声かけが出来なかった場面について,状況や場所の具体的な回答を求める。その他に,店員の防犯行動に影響を与えうる店舗内防犯意識や仕事についての満足感などを尋ねる予定であった。現状としては,情報収集を行っている状況である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2023年度については,店員の万引き防止対策「声かけ」の阻害要因,促進要因の検討を行う予定であった。具体的には,Web調査にて,小売業(スーパーなど)に勤務する店員を対象に勤務中の声かけの頻度を尋ねる。さらに自由記述として,声かけができた場面,声かけが出来なかった場面について,状況や場所の具体的な回答を求める。その他に,店員の防犯行動に影響を与えうる店舗内防犯意識や仕事についての満足感などを尋ねる予定であった。現状としては,業務の兼ね合いの状況を鑑みて情報収集を行うにとどまっている状況である。そのため,情報を集約,精査し,Web調査の準備を進め,2024年度にWeb調査を実施し,店員の万引き防止対策「声かけ」の阻害要因,促進要因の検討を行う。
上記の理由より,進捗状況として「やや遅れている」と判断する。

今後の研究の推進方策

現状,業務の兼ね合いの状況を鑑みて情報収集を行うにとどまっている状況である。そのため,研究環境を整え,情報を集約,精査し,Web調査の準備を進め,2024年度にWeb調査を実施し,店員の万引き防止対策「声かけ」の阻害要因,促進要因の検討を行う。実施計画の変更として,2023年度に行う予定であった店員の万引き防止対策「声かけ」の阻害要因,促進要因の検討行う調査を2024年度に実施し,その分析行う予定である。また,当初2024年度に実施予定である万引き防止対策「声かけ」の場面想定実験の準備も並行して進める。

次年度使用額が生じた理由

2023年度については,Web調査を実施し,店員の万引き防止対策「声かけ」の阻害要因,促進要因の検討を行う予定であった。しかし,現状,業務の兼ね合いの状況を鑑みて情報収集を行うにとどまっており,Web調査の実施ができていない。そのため,調査会社またはクラウドソーシングへの依頼費用とする。

URL: 

公開日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi