研究課題/領域番号 |
23K02993
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
鷲見 和幸 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 講師 (80965351)
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研究分担者 |
児玉 直樹 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (50383146)
笠井 聡 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (60842713)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | ゲーム障害 / アンケート調査 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、本学生へのゲームに関するアンケート調査の結果より、選出したGD該当者および健常者を対象に、脳機能画像(課題関連時fMRI、安静時fMRIおよびMRS)を実施し、GD該当者と健常者の脳内活動部位、脳内代謝物質、脳内ネットワークなどの情報に基づき、GDに伴う特異的な脳内メカニズムを解明し、回路レベルを含めた構成的な理解で病態解明を目指す研究である。研究の具体的内容として、新潟医療福祉大学診療放射線学科の全学生約360名に対し、本研究に関するアンケート調査への協力のお願いを実施し、この研究に協力を申し出た約120名について、ゲームに関するアンケート調査を実施しその回答を得た。なお、アンケート調査については、事前に本大学の倫理審査委員会へ申請し許可を得たものである。このアンケート調査により、各協力者の回答をスコア化し、現在、実際の臨床でゲーム障害として治療の対象となっているGDが当者と健常者を選出した。GD該当者、健常者Bは各々25名程度である。対象者については更に多くのデータが必要であることから、今年度も引き続きアンケート調査にて協力者を募る予定であり、現在の進捗はここまでである。十分な数の対象者が揃った時点で、解析家庭へと進む予定である。当大学内にある3テスラのMRI機器を用いたfMRIを用い、課題関連時および安静時における脳機能画像の解析を行い、賦活部位の特定、障害の経路などの解明を行う予定である。また同時にMRSを用いて賦活部位のデータを集積し、ゲーム障害と特定物質の作用との関連性を明らかにし、治療への可能性を示唆させることも検討している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新潟医療福祉大学診療放射線学科の全学年に対して、研究協力者を募りアンケートを実施したが、目標のゲーム障害該当者数が足りておらず、今年度も継続した数の確保のため今年度入学の学生についても研究協力者を募りアンケート調査を実施し該当者を増やす必要があるため。
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今後の研究の推進方策 |
分な数の対象者を確保した上で、GD該当者および健常者について、fMRIによる課題関連時および安静時の脳機能解析を行う予定としている。ただし、今年度についても再度アンケート調査の協力者を募り、対象者の数を増加させる予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
備考欄に記載の理由により、研究活動が停止している状況である。 復帰後は、ゲーム障害該当者数を増やす必要があるため、直ちに新潟医療福祉大学診療放射線学科の今年度入学者について研究協力者を募りアンケート調査を実施し、該当者数を確保する予定である。
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