現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年度は前課題の論文が受理・出版(Hotta, Ikkei; Mlotkowski, Wojciech; Sakuma, Noriyoshi; Ueda, Yuki On freely quasi-infinitely divisible distributions. ALEA Lat. Am. J. Probab. Math. Stat. 20 (2023))にこぎ着けたことと、ブール確率論の場合についての自己分解可能分布の問題について(T. Hasebe, K. Noba, Sakuma, Noriyoshi; Ueda, Yuki; On Boolean selfdecomposable distributions. Studia Math. 274 (2024))と2つ本研究課題に関わる問題について完了した点、および自由確率論における前島信氏と線形フラクショナル安定過程の問題、Benoit Collins氏、長谷部高広氏、藤江克徳氏、Felix Leid氏らとランダム行列の摂動問題など派生する研究課題のプレプリントを作成できた。 またその成果を2つの国際研究集会(Symposium on Probability and Stochastic Processes, メキシコ CIMATとQuantum Information Theory and Free Probability, アラブ首長国連邦NYUアブダビ)に招待され発表でき、その内容を深めることに成功した。 これらから上記のように判定した。
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