今後の研究の推進方策 |
今後,FY2023Q4~FY2025Q2以降で予定していた以下の1~5の取り組みを計画的に進める. (1)デジタル一眼レフカメラなどを用いて輝炎や有色ガスなどの存在を確認することによって定常時の反応帯位置を調査する.また,プロペラント流量やノズルスロート径(燃焼器内圧力)を変化させ,それらが反応帯位置に及ぼす影響を調査する./(2)ハイスピードカメラを用いてプロペラント噴射初期の過渡的な挙動を観察する./(3)触媒種(Ir, Pt, Pd, CuO),触媒形状(粒,ハニカム),および触媒層寸法を変化させ,反応帯位置に及ぼす影響を調査する./(4)プロペラントの種類(SHP163, AMU系)を変化させ,スラスタ内部現象の差異について理解する./(5)各種実験の結果に基づき,スラスタ内部現象の物理モデルを構築する. FY2025Q3~Q4頃には,スラスタ内部現象の物理モデルの最終検討を行い,各種条件(推進剤流量,ノズルスロート径,触媒種,触媒形状,触媒寸法,推進剤の種類)が内部現象(物理モデル)に与える影響についてまとめる. また,得られた結果は随時学会等へ公表することを予定している.
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