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2023 年度 実施状況報告書

トンネル建設現場における肌落ち発生要因を考慮した肌落ちリスク低減対策に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23K04307
研究機関西日本工業大学

研究代表者

林 久資  西日本工業大学, 工学部, 准教授 (30633614)

研究分担者 岡崎 泰幸  松江工業高等専門学校, 環境・建設工学科, 准教授 (50806081)
吉川 直孝  独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所, 建設安全研究グループ, 上席研究員 (60575140)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワード肌落ち / 労働災害 / トンネル / 切羽 / 三次元点群
研究実績の概要

肌落ち抑制対策の一つである鏡吹付けコンクリート工に着目し,切羽面への吹付け状況を把握するための基礎的実験を実施した.本実験では,まず切羽面に見立てた模擬切羽の作成を行った.模擬切羽は,岩盤および吹付けコンクリートを再現しており,吹付けコンクリート厚さを変化させることが可能なものである.この模擬切羽を用いて,三次元センサによる計測を行い,トンネル建設現場における切羽および吹付けコンクリートの三次元データの取得可能性について検討を行った.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

現時点では,肌落ち抑制対策の一つである鏡吹付けコンクリート工に着目し,切羽面への吹付け状況を把握するための基礎的実験が実施できており,本研究は概ね順調に進展していると考える.

今後の研究の推進方策

これまでの実験では,まず切羽面に見立てた模擬切羽の作成を行った.模擬切羽は,岩盤および吹付けコンクリートを再現しており,吹付けコンクリート厚さを変化させることが可能なものである.この模擬切羽を用いて,三次元センサによる計測を行い,トンネル建設現場における切羽および吹付けコンクリートの三次元データの取得可能性について検討を行った.今後は,基礎実験結果をもとに,トンネル建設現場における測定を開始したい.

次年度使用額が生じた理由

模擬切羽の作成にあたって,初年度は当初計画より小さな規模からはじめることにしたため,執行金額が少なくなった.また,それにより取得する点群データも少なくなったことから点群処理用のコンピュータの購入を見合わせた.しかしながら,次年度には模擬切羽の規模の拡大や,それに伴う処理用コンピュータの購入が不可欠となる予定である.

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公開日: 2024-12-25  

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