研究実績の概要 |
植物ホルモンとして植物ホルモンとしてジベレリン(GA1, GA4)、オーキシン(IAA)、サイトカイニン(tZ, iP)およびアブシシン酸(ABA)の微量一斉分析系を構築し、イチゴの茎頂部(約100〜200mg)からを除く各植物ホルモンの検出を確認した。 一季成りイチゴ2品種の苗について3日間の冷蔵処理を行い(「さぬき姫」:9/9開始、9/12開始、「さちのか」:9/18開始、9/21開始、計4試験区)、冷蔵処理開始から24時間、48時間、72時間後に茎頂部をサンプリングして各植物ホルモン(GA1, GA4, tZ, iP, ABA, IAA)の内生量を分析するとともに、処理後6日後に茎頂検鏡および16日以降出蕾調査を行った。 2024年度は夏期が高温だったためか、9/18冷蔵処理開始の「さちのか」のみ冷蔵処理による花芽分化促進が認められた。冷蔵処理開始日にかかわらず植物ホルモン内生量の増加が認められたが、処理開始日により内生量が増加する植物ホルモンの組成・増加量が異なる結果となり、冷蔵処理による花芽分化促進と相関して内生量が変動する植物ホルモンの確定には至らなかった。
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