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2023 年度 実施状況報告書

ビックデータを活用した回遊性を高めるオープンスペース整備事業評価指標の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K05290
研究機関愛知工業大学

研究代表者

川口 暢子  愛知工業大学, 工学部, 准教授 (20816277)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
キーワードコンパクトシティ / オープンスペース / パブリックスペース / ウォーカブル / 都市緑地
研究実績の概要

近年全国的に再整備が進むP-PFI等の官民連携によるオープンスペースの再整備事業は、公共空間の利用を多様化・拡大させ、その利用頻度を高めるとともに、周辺市街地への賑わいを波及する効果が期待される。一方で、収益施設等の設置により、緑地として機能が一部失われたり、エリア内の回遊行動へ発展せず,収益施設の利用のみに留まる例も危惧される。
人口減少・超高齢化都市では、生活の質の向上と地域経済・社会の活性化を図る都市再生の観点から、公共空間の再整備による効果を市街地全体で発現することが望まれる。
本研究は、携帯電話の位置情報データを活用した都市オープンスペースの評価手法の開発を目的としている。オープンスペースの滞在拠点性や、地区内での滞在バランスを数値化したまちづくり事業評価指標について検討するものである。
当該年度は、①立地適正化計画策定等のコンパクトシティの政策や、まちなかのウォーカブルの取組みを推進する都市の中から岡崎市(地区①)を選定し、②来訪者データの取得とデータベースの構築を試みた。特に、位置情報データを用いたオープンスペース間における「歩行者の回遊性」に着眼し、その把握手法を検討した。回遊性に関わる従来研究のレビューを参照するとともに、来訪者データはポイント型流動人口データを用い、データ特性を考慮した回遊性の指標算出方法について検討した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初計画の地区について、データ取得、分析等の進捗は予定通りである。

今後の研究の推進方策

引き続き地区①の分析及び指標化を進めるとともに、比較対象となる地区②の選定と分析を実施する。

次年度使用額が生じた理由

直接経費(その他)に含まれる位置情報データは大都市、地方によって価格が異なるため、当該年度に選定した都市は想定よりも安価となった。対して、今後選定する政令指定都市は高額であるため、次年度以降に使用することを計画している。

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公開日: 2024-12-25  

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