研究課題/領域番号 |
23K05827
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
墨谷 暢子 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (80534601)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 単細胞藻 / 細胞周期 / 葉緑体分裂 |
研究実績の概要 |
葉緑体を1つしかもたない単細胞紅藻では葉緑体分裂開始前に葉緑体分裂を阻害すると細胞周期進行がM期前期にて抑止する。この原因としてG2/M期移行に関与するcyclin Bの転写レベルの抑制がある。cyclin Bの転写調節する候補因子の機能解析が本研究の主目的である。 今年度は次年度以降の実験に用いる単細胞紅藻Cyanidioschyzon merolaeのの遺伝子組換え株を作製した。さらにC. merolaeの形質転換において、1回に複数の形質転換を行うことができるような株の作製を行った。これまでウラシル要求性変異株がC. merolaeの形質転換に用いられてきたが、この株を改変して、ウラシルとトリプトファン要求性の双方をもつ株を作製した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度は研究に用いる遺伝子組換え株の作製に加えてさらに機能解析に取り掛かる予定であったが、遺伝子組換え株作製に時間がかかってしまったため、機能解析は次年度以降に取り組む
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今後の研究の推進方策 |
ウラシルとトリプトファン要求性株を用いてさらなる遺伝子組換え株を作製するとともに、本年度作製した遺伝子組換え株を用いた解析を行う
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次年度使用額が生じた理由 |
本年度の研究進行が遅れた結果遺伝子組換え株を用いた機能解析に取り組めていない。次年度順次、遺伝子組換え株の機能解析にこの次年度使用額は割り当てていく
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