今後の研究の推進方策 |
本年度AP2-Sp2遺伝子に対して行った実験を、同様にAP2-Sp3, AP2-Sp4(仮名), SLARP遺伝子に関しても行う。AP2-Sp3はスポロゴニー・オーシストスポロゾイト期に発現していることからAP2-Spと同様に感染中腸を出発材料とする。AP2-Sp4 およびSLARPは唾液腺感染後発現がピークに達するため感染唾液腺を出発材料としてChIP-seqを実施する。さらにRNA-seqによるトランスクリプトーム解析を行い、実際の遺伝子発現データを取得する。RNA-seqは3期(感染中腸(スポロゴニー)、精製したオオシストスポロゾイト、精製した唾液腺スポロゾイト)で実施する。発現パターンにより遺伝子を分類(クラスタリング)する。また各グループの遺伝子の上流に濃縮される配列を統計学的に確認する。
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