研究課題/領域番号 |
23K06925
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
長島 優 浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 教授 (20635586)
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研究分担者 |
中村 友彦 浜松医科大学, 医学部附属病院, 特任教授 (00437039)
大坪 正史 浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 助教 (10327653)
瀬藤 光利 浜松医科大学, 国際マスイメージングセンター, センター長 (20302664)
前田 明子 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20646799)
大石 健太郎 浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 助教 (80345826)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | ラマン分光法 / 脂質 / サルコペニア |
研究実績の概要 |
食肉として販売されている豚肉・牛肉を対象に、ラマン分光顕微鏡による脂質組成イメージングを行った。また、測定したラマン分光画像のデータから、特に脂質由来のラマンシフトの強度を解析するための二次元イメージングソフトウェアを開発し、脂質組成の情報を取得する原理実証を行った。タンパク質と脂質の空間分布、脂質中の脂肪酸の飽和度などの、基本的な分子構造を反映した分子の空間分布の情報を得ることができることを確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究で目的とするラマン分光法を用いた筋内脂肪の脂肪組成のイメージングについて、予備的ではあるが、実測したデータの取得に成功しているため。
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今後の研究の推進方策 |
ガスクロマログラフィー・質量分析を用いた測定により、測定対象である筋組織とその筋内脂肪の組成をラマン分光法とは独立に評価し、取得したラマン分光イメージングのデータとの比較を進めてゆく。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度行う予定であった臨床研究の準備に時間を要したため、臨床検体の病理評価が想定より少し遅れたため、その実験に必要であった試薬の購入のための助成金の次年度使用額が生じた。当該助成金を翌年度分として請求した助成金と合わせて、次年度使用する病理染色のための試薬購入に充てる計画としている。
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