研究課題/領域番号 |
23K06942
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
枡田 大生 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (10722936)
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研究分担者 |
降幡 知巳 東京薬科大学, 薬学部, 教授 (80401008)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 多発性硬化症 / miRNA |
研究実績の概要 |
EAEマウスの実験を行い、中枢神経由来エクソソーム測定のための検体を採取した。また、共同研究者の降幡教授のもとへマウス血清を送付、降幡教授が独自に開発した階層型スフェロイド血液脳関門モデル(S-BBB)(特願2020-7041)を用いてEAEマウス血清が血液脳関門破綻(BBB)に与える影響を検討予定である。なお、S-BBBモデルは外層にBBB、内核に脳実質という二層から成り、正常時・病態時のBBB機能制御に必須である異種細胞間コミュニケーションを再構成しており、ヒト生体により近い環境下でのBBBの研究を可能とする。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初採取したサンプルでサイトカインやmiRNAの測定を行う予定であったが、サイトカイン測定を効率化するため、令和6年度に行う予定であるEAEマウスに対するmiR-mimicの投与実験のサンプルと同時に測定することとしたため。
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今後の研究の推進方策 |
当初の予定通りmiR-145のmiR mimicを作成し、EAEマウスに投与、重症度や病理学的な検討を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
サイトカイン測定を効率化するため、miR-mimicの投与後のサンプルと同時に測定することとしたため。
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