研究課題/領域番号 |
23K06995
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
竹内 啓善 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (60365377)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 統合失調症 / 抗精神病薬 / 減量 / ドパミン受容体部分作動薬 / アリピプラゾール |
研究実績の概要 |
本研究は3ヶ年計画であり、維持期の統合失調症において、アリピプラゾールの50%または最小有効用量までの減量が再発リスクを上げることなく、錐体外路症状、認知機能障害等の副作用を改善するかについて、52週間の多施設共同二重盲検無作為化比較試験により検証する。同時に、個別化医療の観点から、アリピプラゾールの血中濃度と効果・副作用の関係について、母集団薬物動態法を用いて詳細に検討する。本研究は2023年4月25日に倫理委員会の承認を得ることができた。その後、二重盲検の実施にあたり、円滑な協力体制の構築が必要であり、このために研究協力施設および薬局との交渉と調整を続けた。また、並行して、来年度の研究対象者の登録を迅速に進めるため、研究協力施設において研究対象候補者を同定した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
二重盲検の実施にあたり、円滑な協力体制の構築が必要であり、このために研究協力施設および薬局との交渉と調整を続け、多大な時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
研究初年度である本年度は、協力体制の構築に多大な時間を要した。研究2年目である来年度は、協力体制の構築がほぼ終了したため、研究対象者の登録を迅速に進めていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究初年度である本年度は、協力体制の構築に多大な時間を要し、予算の執行が計画を下回った。研究2年目である来年度は、協力体制の構築がほぼ終了したため、研究対象者の登録を迅速に進め、リサーチ・アシスタントの雇用費、研究対象者に対する負担軽減費、アリピプラゾールの血中濃度測定費等に研究費を充てる予定である。
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