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2023 年度 実施状況報告書

ADHDに伴う感覚過敏の脳神経基盤の解明と治療可能性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 23K06996
研究機関昭和大学

研究代表者

太田 晴久  昭和大学, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (00439366)

研究分担者 橋本 龍一郎  東京都立大学, 人文科学研究科, 教授 (00585838)
金井 智恵子  和洋女子大学, 人文学部, 准教授 (00611089)
板橋 貴史  昭和大学, 大学共同利用機関等の部局等, 講師 (70636943)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワード注意欠如多動症 / 感覚異常 / 感覚過敏 / 自閉スペクトラム症 / 発達障害
研究実績の概要

本研究の目的は、ADHDにおける感覚異常の特徴について確認し、その背景にある脳機能を含めた生理学的特徴について解明していくことにある。ASDでは感覚異常の存在は診断基準に含まれることもあり、その特徴や生物学的な背景ついての検討はさまざまされるようになっている。一方でおなじく神経発達症に含まれるADHDの感覚異常に関しては、その特徴やASDとの違い、生理学的な背景についての検討はこれまでほとんどなされていない。本年度においては、ADHD、ASD、健常発達者(コントロール群)の感覚異常の存在を確認と比較をするため、自己記入式の評価尺度(AASP:青年・成人感覚プロファイル)などのデータを解析した。ADHD(122名:平均年齢36歳)、ASD(184名:平均年齢32歳)、コントロール群(221名:平均年齢30歳)の3群で分散分析および多重比較を用いて解析した。3群においてWAISでのFIQには統計学的な優位差はみられなかった。コントロール群とASDとの比較においては、AASPの下位項目である、低登録、感覚探求、感覚過敏、感覚回避の全てにおいて差がみとめられた。コントロール群とADHDとの比較においては、低登録、感覚過敏、感覚回避で差がみとめられ、感覚探求においては統計学的な有意差はみられなかった。ASDとADHDとの比較においては、感覚探求ではASDで強くみとめられたが、それ以外の下位項目では差がみられなかった。これらのことは、ADHDではASDと同様に感覚異常がみとめられること、ASDとは感覚探求の側面においては違いがあることを示している。ADHDで感覚異常の存在と特徴が、評価尺度からみても明らかとなり、今後はその生理学的な背景について検討していく予定である。

現在までの達成度
現在までの達成度

3: やや遅れている

理由

ADHDにおける感覚異常の背景を探るため、評価尺度の解析から開始した。解析に必要な数のデータを解析するために時間を要した。

今後の研究の推進方策

ADHDにおける感覚異常の背景を探るため、評価尺度の解析から開始した。その結果をもとに、生理学的な実験課題を検討していく。

次年度使用額が生じた理由

本年度においては、最も費用が必要となる生理学的な実験課題の開発、実施、解析までは至っておらず、次年度の繰越にて対応することになった。

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公開日: 2024-12-25  

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