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2023 年度 実施状況報告書

積極的骨転移診療に向けた放射線治療適応スコアの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K07144
研究機関関西医科大学

研究代表者

中村 聡明  関西医科大学, 医学部, 教授 (60420452)

研究分担者 武川 英樹  関西医科大学, 医学部, 助教 (60526870)
小池 優平  関西医科大学, 医学部, 助教 (90866154)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワード放射線治療 / 転移性骨腫瘍 / AI
研究実績の概要

骨転移に対する放射線治療の適応判断は、転移病巣の部位・大きさ・数・性状(造骨性・溶骨性・混合性)のみならず、局所症状・全身状態・薬物療法の効果・生命予後など多くの項目を総合的に検討の上で行われる。本研究では客観的にどの項目の組み合わせ・重みづけが適切であるのかを明らかにした上で放射線治療適応を決めるためのスコアリングシステムを開発する、さらに、新スコアリングシステムを用いた積極的骨転移診療を支援するAIソフトウェアの開発を目的とする。
既存スコアリングシステムとして脊椎転移に対するSINスコア(Spinal InstabilityNeoplastic Score)、長管骨転移に対するMirelsスコアなどが使用されているが、共に切迫骨折や既骨折など手術適応が念頭におかれ、放射線治療適応の判断には適していない。放射線治療を念頭においたスコアリングシステムの報告はこれまでになく学術的独自性は高い。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

脊椎転移を有する患者を追跡調査することで、放射線治療の適応判断が可能な因子を確認中である。
脊椎転移の中でも特に溶骨性変化を有するものは、圧迫骨折や神経症状など重篤な骨関連事象を引き起こす可能性が高い。本研究では高リスク脊椎転移を効率的にスクリーニングしうるAIソフトウェアも開発し、論文発表を行なった。

今後の研究の推進方策

脊椎転移の中でも特に重要な因子が分かってきたため、今後は原発病変を限定し追跡調査の期間を広げつことで、さらに詳細に解析を進める。

次年度使用額が生じた理由

物品費の支出が少なく、95%の予算執行率となった。
今年度は計画通りの予算執行予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Artificial intelligence-aided lytic spinal bone metastasis classification on CT scans2023

    • 著者名/発表者名
      Koike Yuhei、Yui Midori、Nakamura Satoaki、Yoshida Asami、Takegawa Hideki、Anetai Yusuke、Hirota Kazuki、Tanigawa Noboru
    • 雑誌名

      International Journal of Computer Assisted Radiology and Surgery

      巻: 18 ページ: 1867~1874

    • DOI

      10.1007/s11548-023-02880-8

    • 査読あり

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公開日: 2024-12-25  

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