研究課題/領域番号 |
23K07231
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
柿坂 啓介 岩手医科大学, 医学部, 准教授 (40583563)
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研究分担者 |
和田 泰格 岩手医科大学, 医学部, 講師 (30530042)
黒田 英克 岩手医科大学, 医学部, 特任教授 (70382596)
赤坂 真奈美 岩手医科大学, 医学部, 教授 (00405797)
松本 主之 岩手医科大学, 医学部, 教授 (10278955)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | LPI / アストロサイト / 肝性脳症 / アンモニア |
研究実績の概要 |
リジン尿性蛋白不耐症患者由来のiPS細胞を用いてアストロサイトへの分化実験を行った.当初,細胞外基質が分化培養に適さず,複数種類の細胞外基質を選定し培養を行ったため,実験が予定していた期間以上必要になった. 現在は分化したアストロサイトの安定した培養条件を確認できた.当初用いていたiPS細胞の維持培養液を現在はmTeSR Plusに変更,細胞外基質もiPS細胞維持に用いているもので分化実験を行っていたが,Corning® マトリゲル基底膜マトリックスに変更し実験をおこなった.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
実験概要にも記載したが,細胞分化における至適培養条件の設定に時間を要した.現在は,安定した分化細胞の培養が可能となったため,本年度に遅滞した実験計画を予定通り遂行できる予定である.
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今後の研究の推進方策 |
患者由来iPS細胞の分化実験と並行して,健常者由来iPS細胞からの分化も順調に進行しており,来年度は予定通り研究計画が遂行できると考えている.
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次年度使用額が生じた理由 |
分化実験の遅滞によりそれ以降の研究計画が遅延した.これにより次年度使用額が生じた.
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