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2023 年度 実施状況報告書

脳循環酸素代謝変化を指標とした最適な早産児臍帯結紮法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 23K07292
研究機関香川大学

研究代表者

花岡 有為子  香川大学, 医学部附属病院, 講師 (10314931)

研究分担者 金西 賢治  香川大学, 医学部, 教授 (10263906)
中村 信嗣  香川大学, 医学部, 助教 (30437686)
日下 隆  香川大学, 医学部, 教授 (50274288)
森本 絢  香川大学, 医学部附属病院, 医員 (80813881)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワード臍帯結紮 / 臍帯処置 / 脳血液量 (CBV) / 脳循環酸素代謝変化 / NIRS / 近赤外光時間分解分光法 (TRS)
研究実績の概要

正期産児において、臍帯の早期結紮 (immediate umbilical cord clamping: ICC <30 seconds) は標準的に行われている。実臨床においては、速やかに結紮できる場合があったり諸用・処置に手間取って結紮が遅れ気味になる場合があったりと、個々の症例ごとに臍帯結紮のタイミングは異なる。この様な、通常の臍帯処置のタイミングが一様では無いランダムな条件下で、「生直後臍帯処置前からのCBV変化のモニタリング」を行う症例を集積中である。CBV測定のプローブは接着機能を持たないため、不意に動く新生児に用手的に密着させて持続的にCBV測定をするには安定性の困難に直面している。
まずは正期産かつ胎児機能不全はない、生直後はルチンケアのみでよい経腟分娩児と帝王切開分娩児をそれぞれ10例程度集める予定である。正常新生児において「生直後臍帯処置前からのCBV変化のモニタリングを行い脳循環適応変化を明らかにする」予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

症例集積は順調である。

今後の研究の推進方策

通常の臍帯処置のタイミングが一様では無いランダムな条件下で、「生直後臍帯処置前からのCBV変化のモニタリング」を行う症例を集積中である。2年目は、帝王切開症分娩時のモニタリングを集中的に行う予定である。そして、正期産の経腟分娩児と帝王切開分娩児において、「生直後臍帯処置前からのCBVモニタリングによる脳循環適応変化の異動を明らかにする」予定である。

次年度使用額が生じた理由

研究計画時に決定したCBV測定プローブの使用感を確認してから数量を増やしたいため、購入物品が当初より少なくなった。また、動物実験の開始が遅延しているため、使用額が減っている。

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公開日: 2024-12-25  

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