研究課題
本年度は、新生仔豚4頭を用いて、脳組織の還流後の固定方法を変更し、それが免疫組織染色に適するものかを調べた。その結果、以前の固定法よりも変更後の固定法のほうが、免疫組織染色では反応が安定することが明らかとなった。また、KB染色での正常神経細胞の数を調べ、水素ガスにより、正常神経細胞が増加するかを調べたところ、水素ガスでは吸入時間が6時間でも、軽症負荷では正常神経細胞が増えることが分かった。
3: やや遅れている
実験人員の確保が困難となっていたため、本年度の途中までは実験実施が困難な状況となっていたため。
今後は、脳組織の固定法を新しいものに変更しつつ、実験を進めていく。また、これまで解析を進めてきたKB染色による正常神経細胞数の解析を更に進め、水素ガス吸入の脳保護効果を調べていく。
実験の実施が計画通りできなかったため。次年度は当初の計画通り実験実施を行う。
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Pediatric Research
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10.1038/s41390-024-03041-6