研究課題/領域番号 |
23K07372
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
上村 博輝 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (40706420)
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研究分担者 |
寺井 崇二 新潟大学, 医歯学系, 教授 (00332809)
柏村 健 新潟大学, 医歯学総合研究科, 特任准教授 (70419290)
土屋 淳紀 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (70464005)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 心肝連関 / フォンタン術後 / うっ血肝 |
研究実績の概要 |
心不全患者の2015年~の心エコーデータの確認を行い、臨床的に肝形態変化をきたす母集団を解析した。同時期にCT撮影した150人のデータの画像検討を行っている。 肝臓そのものは正常であるが、肝腫大をきたすもの、門脈圧亢進症をきたしているものについてその因子を解析している。 また脂肪肝をきたすマウスで体うっ血に伴う肝不全動物モデルの確立を目指し、慢性肝障害モデルとして心肥大を伴う4型メラノコルチン受容体(MC4R)KOのNASHモデルマウスに下大静脈結紮を加え、うっ血性肝不全モデルの作成を行い、右心不全を定量的に示現可能なマウスを検討する心肥大の形態を確認して、心臓、肝臓、筋肉でのRNAseqを施行して、脂肪代謝やミトコンドリア機能解析を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究協力者の適切なアドバイスのもと、臨床データの効率的な収集とマウスモデルの開発ができている。 MC4Rモデルマウスにおいては新潟大学動物実験施設のバックアップのもの飼育、運動負荷なども順調に行えている。
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今後の研究の推進方策 |
統計的解析と臨床情報の追加を行う。 マウス心臓のRNAseqの解析を提出して、ターゲット因子の絞り込みを行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初のマウスが教室で開発したモデルマウスとの重複があり、必要匹数、給仕金額が少なくて済んだため。
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