研究課題
本研究では「細胆管増生細胞がEVsを放出し、周囲の炎症細胞や線維化関連細胞を活性化することで炎症増悪と肝線維化を惹起するという新規肝障害機序の解明」を目的としている。令和5年度は細胆管細胞の単離を計画しているが、現在はPSCモデルマウスのMdr2-/-マウスの飼育に取り組んでいる。またB6マウスをコントロール群としており、DDC投与による肝障害モデルを作成しており、現在は飼育中の肝障害の程度と肝組織採取を計画している。途中肝障害による個体死もあるため投与量についても慎重に判断している。
3: やや遅れている
細胆管細胞の単離についてはまだモデルマウス飼育とDDC投与までの段階であり、組織学的な検証中のため。今後は組織確認次第単離計画に移行する。
モデルマウスの飼育とDDC投与量の検証が終了次第、マウス肝の組織学的な検証を行う。細胆管増生反応を確認できれば細胞単離に移行する。
培養単離段階での使用試薬がまだ未請求のため