研究課題/領域番号 |
23K07510
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
井上 勝次 愛媛大学, 医学系研究科 地域救急医療講座, 教授 (50512167)
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研究分担者 |
東 晴彦 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師(特定教員) (10598634)
高田 康徳 愛媛大学, 医学系研究科, 准教授 (20432792)
山口 修 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (90467580)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 心不全 / 予防医学 / 心エコー / 左房機能 |
研究実績の概要 |
我々は愛媛大学で2009年から現在において継続している一般住民を対象としたコホート研究(東温スタディ)に参加している。本コホート研究で身体測定、血液検査、保存血取得、心電図、中心動脈圧測定などが行われており、2021年から心エコーの取得をおこなっている。2023年度までに138名の一般住民で心エコーの取得を行い、研究登録が終了した。取得した心エコーローデータは心エコー解析装置(GE EchoPac software)を用いて左房ストレインを加えて、心エコー指標を定量評価を行っている。HFpEFハイリスク群はNT-proBNP>125 pg/mlを示す症例と定義し、心エコー解析が終了した後、データ解析を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
症例登録は終了しており、今後心エコーの解析を行っていく予定である。心エコーの解析が終了後に心不全リスクを早期に検出する心エコー指標を見出すことを目標とする。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度も引き続き東温スタディにおける心エコーの取得を継続し、2023年までのデータを使用したderivation corhot studyとともに、2024年以降のデータを用いたvalidation cohort studyを行うことを検討している。Derivation cohort研究については心エコー解析終了後に統計解析を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
一般住民を対象としたコホート研究における備品、NT-proBNP検査費用を要する。また、検査データの統計解析を要するため、統計解析ソフトの購入を希望する。研究成果が確認されれば、学会発表ならびに論文作成を行う予定である。
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