研究課題/領域番号 |
23K07583
|
研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
山野 貴司 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (40624151)
|
研究分担者 |
田中 篤 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (50458072)
中村 一貴 和歌山県立医科大学, 医学部, 工学技士長 (70974971)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
|
キーワード | 遠隔医療 / オンライン診療 / セルフモニタリング |
研究実績の概要 |
心不全は既にパンデミック状態であるが、医療資源に乏しい地方の市町村では将来の対応は不可能である。本研究では、①心不全患者の定期外来通院に関するベースライン調査、②心不全患者のオンライン外来診療の安全性と有用性の検証、③オンライン診療及び遠隔診療による医療経済学的効果、④心不全入院に至る予測モデルの作成。の4つの心不全診療の効率化を検証する。さらに、他分野疾患におけるICT (Information and Communication Technology)活用の基礎資料にもなると考える。 本研究の目的は、以下の2点である。 ①心不全患者の定期外来通院に関して、コホート研究により、対面による定期診察と、遠隔医療支援システムを利用した(Doctor to Doctor,D to D)、および5G回線を利用した(Doctor to Patient, D to P)の3つの診療様式の安全性と医療経済効果を比較検討する。②機械操作が可能な心不全患者から、ウェアラブルデバイスによるセルフモニタリングデバイスからデータを抽出しオンラインで医療機関に送信し、受診した医療機関が①で安全性が検証されたオンライン診療様式をオンデマンド化しオンライン診療を行い、心不全患者の予後が改善するか、従来の対面診療の心不全患者と比較検討する。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ウェアラブルウオッチのデバイスの選定など順調に行われ、心不全に関する先行研究の発表も随時行われている。
|
今後の研究の推進方策 |
厚生労働省からの通達によりオンライン診療のシステムが変更になったため、今後、エントリーを行い実施可能かを検討しながら、オンライン診療や遠隔診療を行っていく。
|
次年度使用額が生じた理由 |
ウェアラブルウオッチの大量購入まで至らなかった。論文の作成が主で、多くの予算を繰り越しにした。
|