• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 実施状況報告書

モデルマウスを用いたネザートン症候群の病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K07766
研究機関岡山大学

研究代表者

森実 真  岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (80423333)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワードネザートン症候群 / SPINK5 / コンディショナルノックアウトマウス
研究実績の概要

ネザートン症候群は魚鱗癬、毛髪異常、アトピー素因を3徴とする常染色体劣性遺伝形式の稀少難治性皮膚疾患である。セリンプロテアーゼインヒビターであるLympho-epithelial Kazal-type-related inhibitor(LEKTI)をコードするSPINK5遺伝子の機能喪失型変異が原因である。これまでにSpink5遺伝子ノックアウトマウスの報告があるが、ノックアウトマウスは胎生致死となり、病態解析の研究は進んでいない。そこで本研究ではネザートン症候群モデルとしてSpink5遺伝子のコンディショナルノックアウトマウスを作製し、その病態および近年開発された抗サイトカイン抗体治療が与える影響を解析する。
今年度はSpink5 Floxマウスを作製した。マウスSpink5のエクソン2-4を挟むようにloxPを挿入したゲノム編集Floxマウスを作製することが出来た。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

作成予定の遺伝子改変マウスは完成し、loxP挿入は確認出来た。

今後の研究の推進方策

順次、CAG-cre/Esr1マウスと交配、生まれた産仔にタモキシフェンを投与し、コンディショナルSpink5ノックアウトマウスを作成、ネザートン症候群モデルマウスとして検討を行っていく。

次年度使用額が生じた理由

Spink5 Floxマウス作製を株式会社セツロテックに外注し、その支払いをしたため。

URL: 

公開日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi