研究課題/領域番号 |
23K08095
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
長岡 由修 札幌医科大学, 医学部, 助教 (50513967)
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研究分担者 |
飯塚 裕典 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (10869720)
寺田 光次郎 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (80843531)
津川 毅 札幌医科大学, 医学部, 教授 (00631863)
佐々木 祐典 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (20538136)
本望 修 札幌医科大学, 医学部, 教授 (90285007)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 間葉系幹細胞 / 慢性腎臓病 / 脳腎連関 |
研究実績の概要 |
本研究は、慢性腎臓病(CKD)と脳卒中との疾患連関に着目し、その共通項であるstrain vessel(太い動脈から直接分岐する血管)に対して、骨髄間葉系幹細胞(MSC)治療の有効性を確立し、その治療メカニズムを解析することを目的としている。 このため、動物疾患モデルの確立が極めて重要であり、2023年度は本研究課題に関連する情報収集のため、日本小児腎不全学会、日本集中治療医学会など、いくつかの研究集会に参加した。CKDモデルを用いた基礎研究や、MSCを用いた基礎研究に関する発表を聴講し、最新研究の進捗状況について情報収集を行った。 一方、研究基盤となる動物疾患モデルの作成に関して、共同研究者と共に必要機器の選定を行い、文献検索により詳細な手順についての再検討を行った。予備実験として、共同研究者が進めている別のモデルラットを用いて、MSCの採取・培養を繰り返し行った。モデルラットより骨髄液を採取し、十分量のMSC培養に成功したことを確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究環境の構築に多くの時間と手間を要した。特に研究の根幹を成す動物疾患モデルの作成について、準備に時間を要した。他方、一般臨床業務に関連したガイドライン作成業務が増加し、研究エフォートの大幅な圧縮を余儀なくされたことも一因と考えられた。
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今後の研究の推進方策 |
必要機器の選定をはじめ、動物疾患モデル作成のための環境構築について目途が立ったため、今後は研究計画に沿って進めていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究計画について詳細を再検討し、必要機器の選定や実験手順の確認に多くの時間を費やし、実際の物品や機器発注が次年度になったことが要因である。 方向性の目途が立ったことから、研究計画に沿って、執行していく予定である。
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