研究課題/領域番号 |
23K08199
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
片桐 弘勝 岩手医科大学, 医学部, 准教授 (30714422)
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研究分担者 |
西塚 哲 岩手医科大学, 医歯薬総合研究所, 特任教授 (50453311)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | UR-LA膵癌 / ctDNA / conversion surgery / 化学療法 / 放射線療法 |
研究実績の概要 |
先行研究で食道癌、大腸癌において確認されていた早期再発予測、治療効果判定、および無再発確証におけるOTS-アッセイの臨床的妥当性を、UR-LA膵癌conversion surgery後患者において確認した。dPCRを用いて症例特異的な変異を対象としたctDNA解析によるVAFの定量化において、腫瘍マーカー軽度高値を呈しCT上陰影として指摘されるものの、VAF評価において無再発の確証を得ることができた2症例を確認した。 倫理委員会承認を得て、施設内での検体オーダーおよび取得体制を確立し、現在5名のUR-LA膵癌が本研究症例登録・解析予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
科研費の取得後から倫理委員会承認取得へ動いたため、承認取得から研究着手への時間を要したこと。登録後、化学療法施行期間が短くとも3か月以上、長期のものでは1年の症例もあるため、解析結果の導出に時間を要すること。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き症例の登録、データ取得の蓄積を行います。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究開始期間の遅れにより、解析などに要する研究費用を次年度へ繰り越すことを希望するため。引き続き解析費用として使用予定である。
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