研究課題/領域番号 |
23K08312
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
濱路 政嗣 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (70782142)
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研究分担者 |
伊達 洋至 京都大学, 医学研究科, 教授 (60252962)
佐原 寿史 鹿児島大学, 総合科学域共同学系, 准教授 (90452333)
宮田 亮 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 助教 (60965359)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | センチネルリンパ節 |
研究実績の概要 |
鹿児島大学と共同研究を行うこととし、同大学の先端科学研究推進センター 生命科学動物実験ユニット 大動物研究推進部門と提携的して、定期的に綿密な打ち合わせを開始・継続している。 元来、ブタの胸腺に関する解剖学的知見は少ないため、ブタ胸腺に関する解剖学的な解析を先行している。まずは予備実験を行うこととし、ミニブタを気管内挿管を行い、全身麻酔を維持しつつ、腹臥位として、造影剤なしでブタ胸腺に関するCTを撮像し、現在その画像を解析中である。また、近日中に造影剤を投与して、CTにて胸腺を撮像する。造影剤投与に関しては、経静脈的に造影剤(イオパミロン注300)を可能であれば右側上半身または下半身から約100 ml bolus投与しながら、胸部CTを撮像する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
主研究者が2023年10月に奈良県立医科大学に異動することとなったため、動物実験に関しては異動先で行うこととしたが、異動後、弊学では大動物実験ができないことが判明した。そのため、急遽、鹿児島大学の佐原先生の研究室と提携し、共同研究先にして動物モデルの作成の準備に取りかかったという事情がある。また、本研究で重要な役割を占めるCT撮像であるが、弊学では困難であり、鹿児島大学でも今春に導入されたため、撮像時期が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
予備実験に目処がつき次第、本実験に移行する予定である。共同研究先と議論した上で、以下のプロトコールでCTを撮像することとしている。 全身麻酔下に仰臥位として、頸部の縦切開。露出された胸腺に下記のように薬剤の投与を行う。 胸腺右葉に「ヨード系造影剤としてイオパミロン66.6 mg」を約10秒間かけて注入する。その後腹臥位として、CT撮影を行う。薬剤投与直後、30分後、60分後に撮像し、縦隔リンパ節(左右の傍気管リンパ節、気管分岐部リンパ節及び左右の主気管支付近のリンパ節)の各々の部位において、CT値を測定し、コンピュータ断層撮影におけるCT値が100HU以上であれば陽性と判定する。
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次年度使用額が生じた理由 |
主研究者の異動及びCT機器導入の遅れによる、実験計画の遅れが生じているため。
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