研究課題/領域番号 |
23K08329
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
中西 美保 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (40382048)
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研究分担者 |
吉岡 芳親 大阪大学, 大学院生命機能研究科, 特任教授(常勤) (00174897)
小山 なつ 滋賀医科大学, 医学部, 客員准教授 (50135464)
北川 裕利 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (50252391)
福井 聖 滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (80303783)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | 慢性疼痛 / 脳の可塑性変化 / 脳MRI / MRスペクトロスコピー(MR-S) / 乳酸 |
研究実績の概要 |
令和 5年度は、行動学的試験で痛みと痛みがもたらす中枢神経系の症状と痛みがもたらす脳ネットワーク異常を評価した。 まず、行動学的試験で痛みと痛みがもたらす中枢神経系の症状を評価した。約1週間慣らし期間後、C57BLマウス(6週齢、雄)でSeltzerモデルと結紮しないShamモデルを作成し、Seltzer群とSham群、Naïve群(n=5)に群分けして、術前7日、術後7、14、21、28日に、痛みの評価としてvon Frey test, cold-plate test, planter testを、記憶・認知の評価は新奇物体認識試験(Y-maze test)、不安はOpen-field testで評価した。 次に、疼痛がもたらす脳ネットワーク異常を1H-MRSで評価した。実験1と同様に群分けして、術前7日、術後7、14、21、28日に評価した。MRSは、11.7T-MRI(AVANCE11,Bruker)システムが使用できなくなったため、滋賀医科大学内の4.7T MRI装置BioSpec 47/40 USR(Bruker社製)を用いた実験系を確立して、脳内の代謝物質(Asc、Asp、Cr、GABA、Gln、Glu、GSH、GPC、Ins、Lac、NAA、NAAG、PCh、PCr、Scyllo-ins、Tau)を計測を開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
11.7T-MRI(AVANCE11,Bruker)システムが使用できなくなったため、滋賀医科大学内の4.7T MRI装置BioSpec 47/40 USR(Bruker社製)を用いた実験系を確立する必要が生じたため、進捗が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
研究の人員を確保して、新たに確立した4.7T MRI装置BioSpec 47/40 USR(Bruker社製)を用いたMRSの実験系を動かす予定である。また、LC modelによる解析方法の確立を同時に平行させて行うことで、遅れを取り戻す予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
11.7T-MRI(AVANCE11,Bruker)システムが使用できなくなったため、滋賀医科大学内の4.7T MRI装置BioSpec 47/40 USR(Bruker社製)を用いた実験系を新たに確立する必要が生じたため、撮像が遅れているのが理由である。研究の遅れに対する対策は既に講じており、予定通りの使用となる見込みである。
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