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2023 年度 実施状況報告書

人工心肺前後の脳血流変化が術後せん妄に与える影響の研究

研究課題

研究課題/領域番号 23K08418
研究機関国立研究開発法人国立循環器病研究センター

研究代表者

森永 將裕  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医師 (90912048)

研究分担者 吉谷 健司  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 部長 (30524029)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワード人工心肺 / 術後せん妄 / 脳血流
研究実績の概要

現在は症例数を集めている段階である。人工心肺症例に対して、脳血流量およびその他のパラメータの測定を手術室内で行っている。ICGの濃度変化をNIRSの吸光度変化からとらえ、濃度変化の曲線が得られればICGの血中濃度と組み合わせると即座にrCBF_Nが定量可能である。「1.麻酔導入後」「2.人工心肺離脱後」「3.ICU入室後」の3点でrCBF_N、細胞外小胞の濃度を測定して人工心肺の前後におけるrCBF、細胞外小胞の濃度の変化を捉える。また、それ以外に副次的なパラメータとして「体血圧」「PaCO2」「心拍出量」「ヘモグロビン濃度」を同時に計測している。一連の測定にはやや特殊なセットアップを要するため、年度がわりで慣れない人員が業務にあたるフェーズでは、やや進捗としては遅れ気味になってしまったが、おおむね順調に症例を重ねている。また、海外の学会にも参加し、脳血流についての講義や発表に触れ、当該研究課題の、国際的な意義等を再考する機会とした。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

測定データの解析にやや難渋した。機器として、やや古いこともあり、正確にデータが取得できていないこともあった。また、マンパワー不足で測定に注力できない日々もあった。

今後の研究の推進方策

データの収集は軌道に乗っているため、このまま症例数を重ねてデータを蓄積していく。また、海外学会にも積極的に参加することで、最新の知見に触れていく予定としている。

次年度使用額が生じた理由

研究初年度はデータの収集に重きが置かれたが、データの蓄積に伴い、そのデータの解析や論文化、発表といった研究段階に進むことが想定される。それに伴い、必要となる経費の増加が想定されるため、初年度から次年度への使用額の繰り越しが生じた。

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公開日: 2024-12-25  

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