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2023 年度 実施状況報告書

ベイズ流プラットフォームを用いた心停止症候群に対する臨床研究体制の基盤構築

研究課題

研究課題/領域番号 23K08461
研究機関香川大学

研究代表者

黒田 泰弘  香川大学, 医学部, 教授 (80234615)

研究分担者 河北 賢哉  香川大学, 医学部附属病院, 准教授 (10505803)
井上 明彦  香川大学, 医学部, 協力研究員 (60835247)
一二三 亨  聖路加国際大学, 聖路加国際病院, 医長 (30383756)
坂本 哲也  帝京大学, 医学部, 教授 (40365979)
横堀 将司  日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (70449271)
藤谷 茂樹  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (50465457)
齋藤 浩輝  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (80833011)
一原 直昭  東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (80780535)
横井 英人  香川大学, 医学部附属病院, 教授 (50403788)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワード心停止蘇生後 / 神経集中治療 / プラットフォーム研究 / Adaptive RCT
研究実績の概要

本研究では、心停止で心拍再開後意識障害が遷延し集中治療室に入室した成人患者を対象とし、ベイズ流プラットフォーム試験(Bayesian Platform Trail:BPT)でプラットフォームにデータ登録し、Adaptive RCTを採用し複数で同時並行に多施設無作為化試験を実施し、蘇生後集中治療の有効な介入方法を証明する(BPT-PCAS)。
心停止後のドメイン(介入)は4つを想定し、ドメイン1-3は通常の心停止蘇生後患者、ドメイン4は人工心肺を使用した心肺蘇生法(ECPR)の体温管理療法(低体温療法、正常体温療法)のクラスターランダム化比較試験である。
ドメイン1-3に関してはまずは基盤構築のため研究組織(プラットフォーム研究検討委員会およびワーキングメンバー)を立ち上げ、全体会議を月1回実施している。各研究プロトコールを策定中である。各プロトコールの研究課題は早期低体温、鎮静薬、患者体位に決定し、プロトコールごとの会議も月1回のペースで開始した。並行してEDCについて選定中である。倫理委員会へは基本となるプラットフォーム部分と各プロトコール(ドメイン)部分を併せた形で申請する計画である。また中央モニタリング体制の整備を行なっている。ドメイン4に関しては、研究プロトコールを作成し、EDC構築は細部の項目チェックを含めてほぼ終了した。倫理審査は承認済であり最終調整中である。参加候補となる医療機関への説明を経て今年度中の開始を予定している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究組織の立ち上げと、プロトコールの詳細議論に時間を要した。ドメイン1-3に関しては今年度後半から来年度中の開始、ドメイン4に関しては今年度中の開始を予定している。

今後の研究の推進方策

ドメイン1-3に関してはEDCの業者選定、各プロトコールの調整、倫理審査が必要。ドメイン4に関しては、どれほど施設参加してくれるかが課題。

次年度使用額が生じた理由

昨年度は研究体制の整備に時間を要し、費用を会議費用および情報交換およびデータ保存システム使用のみに使用した。今年度はプラットフォームおよび各ドメインのプロトコールを決定し、EDC構築を行うので、昨年度使用残高を今年度に回して使用する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 心停止症候群に対するプラットフォーム試験の実際およびその将来性2024

    • 著者名/発表者名
      黒田泰弘
    • 学会等名
      第51回日本集中治療医学会学術集会

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公開日: 2024-12-25  

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