今後の研究の推進方策 |
今後は、主に(c)骨軟部肉腫腫瘍組織における免疫チェックポイント分子発現及びVEGF発現と予後等との関連の解析、及び(d)動物モデルにおける単剤治療及び併用療法の腫瘍免疫及び免疫チェックポイント阻害への影響について研究をすすめる予定である。ヒト骨軟部肉腫腫瘍組織を用いて免疫チェックポイント分子及びVEGF発現と予後との関連を解析、患者骨軟部肉腫より採取された腫瘍組織(パラフィン包埋標本、凍結検体)における免疫細胞浸潤、免疫細胞浸潤細胞の種類の判定のための免疫染色(CD3, 4, 5, 8, 20, 56, 68, 1a)による評価、免疫チェックポイント分子(PD-1、PD-L1、CTLA-4)、VEGF発現解析のRT-PCR、免疫染色、Westernblotによる評価、腫瘍浸潤細胞、免疫チェックポイント分子、VEGF発現と転移や死亡などの予後との相関性の解析を予定している。また、マウス肉腫細胞株の同種移植モデルを用いてマウスPD-1抗体、PD-L1抗体、CTLA-4抗体及び血管新生阻害剤の単剤及び併用投与による血管形成、免疫チェックポイント分子(PD-1、PD-L1、CTLA-4)発現への影響を免疫染色、Western blotによる評価、腫瘍浸潤細胞の免疫染色(CD3, 4, 8, 20, 56, 68, 1a)により免疫細胞浸潤への影響の評価も予定する。
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