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2023 年度 実施状況報告書

臓器特異性に着目したオステオポンチンの機能解析による尿路結石の新規治療方の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K08744
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

服部 竜也  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (70906552)

研究分担者 田口 和己  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (00595184)
安井 孝周  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40326153)
海野 怜  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (40755683)
岡田 淳志  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (70444966)
杉野 輝明  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (70881746)
濱本 周造  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (80551267)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワードオステオポンチン
研究実績の概要

私たちは、尿路結石に含まれるマトリックス蛋白であるオステオポンチンが結石形成の促進因子であることを報告してきた。さらに、結石モデルマウスを用いた実験を通してDNAマイクロアレイ解析で結石形成・消失にマクロファージが関わることを見いだした。オステオポンチンは腎尿細管細胞などの上皮細胞、マクロファージなどの免疫細胞といった多くの細胞が分泌している。尿路結石に含まれるオステオポンチンはどの細胞で発現したか不明であった。
尿路結石の形成に関わるオステオポンチンの発現を制御するためには、その分泌細胞を同定することが必要と考えたが、尿路結石の形成に関わるオステオポンチンについて、由来する臓器を検討した研究はない。本研究では、尿路結石形成に関わるオステオポンチンの由来臓器を特定し、オステオポンチンを標的とした尿路結石の新規予防薬の開発を行う。
本年度はオステオポンチン欠損マウスを用いた骨髄マクロファージを用いたex vivo実験を行い、マクロファージの結石封着にオステオポンチンが必要ないことを確認した。また、オステオポンチンを抑制したマクロファージでは、遺伝子発現解析において、結石形成に関わっる遺伝子の他に、様々な経路が抑制されることを発見した。このことについて日本尿路結石症学会第33回学術集会、第110回日本泌尿器化学会総会で発表した。
加えて、オステオポンチン抑制マウスを用いた骨髄移植モデルマウスについて、先行研究者に従事し手技を確認し骨髄移植の導入に成功した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

骨髄移植モデルマウスの作成に難渋した

今後の研究の推進方策

本年度はマウスの操作において研究の進行がすすまなかった。次年度は会得した手技をベースに予定していたた実験を進めていく。

次年度使用額が生じた理由

骨髄移植モデルマウスの作成に難渋し、想定以上のマウスおよび試薬の消費があった

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Functional analysis of osteopontin in crystal adhesion of macrophages.2023

    • 著者名/発表者名
      Tasuya Hattori、Kazumi Taguchi、Yasuhito Sue、Ryosuke Chaya、Rei Unno、Kazuhiro Niimi Shuzo Hamamoto、Ryosuke Ando、Masahito Hirose、Atsushi Okada、Yasuhiko Ito Hideki Honma、Takahiro Yasui
    • 学会等名
      第110回日本泌尿器科学会総会
  • [学会発表] マクロファージにおける結晶付着のオステオポンチンの機能解析2023

    • 著者名/発表者名
      服部竜也、田口和巳、鳥居孝英、須江保仁、磯貝正彦、茶谷亮輔、岡田朋記、河瀨健吾、田中勇太郎、杉野輝明、濵本周造、安藤亮介、岡田淳志、安井孝周
    • 学会等名
      日本結石症学会第33回学術集会

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公開日: 2024-12-25  

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