研究課題/領域番号 |
23K08745
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
守時 良演 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (50595395)
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研究分担者 |
加藤 大貴 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (00620931)
西尾 英紀 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (10621063)
林 祐太郎 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40238134)
安井 孝周 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40326153)
水野 健太郎 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (70448710)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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キーワード | 停留精巣 / 1細胞RNA sequence |
研究実績の概要 |
[停留精巣モデルマウスの開発]これまでのラットの手法を踏襲して妊娠マウスにフルタミドを投与しても、停留精巣は作成困難であった。そこで外科的な手法を用いて、思春期前に相当する生後3週のマウスで停留精巣作成を行った。体格の小さなマウスで皮膚小切開を行い、鼠径管を直視下に結紮し埋没縫合を行うことで安定的なモデルマウスの作成に至った。 停留精巣を組織学的に評価したところ、対側精巣と比較して明らかな組織のdeteriorationを認めた。 [微量なmRNAの増幅]1細胞に相当する10pg当量のGC-1細胞(typeB spermatogonia) mRNAからのcDNA増幅合成を、2つの方法(SC3-seq vs Quartz-seq)で行い、増幅効率をqPCRで比較した。SC3-seqでは、40コピー/細胞相当のmRNAまで、約80%の再現性で増幅可能であった。 SC-3seqを用いた増幅をマウスES細胞で行い、40-80コピー/細胞相当のmRNAは増幅していることが確認できた。しかし40コピー以下のmRNAの増幅効率はばらつきがあった。 [精巣組織のdissociation]精巣組織を物理的、化学的方法でdissociationしたが、依然として化学的dissociationの再現性が得られておらず、条件検討を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
1細胞のRNA抽出から増幅まで相当数の時間を要するため、時間的な制約から進捗が遅れている。また、手技の問題からか低コピーの遺伝子増幅にばらつきがあり、修正に時間を要している。
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今後の研究の推進方策 |
手技の見直しを図る予定である。また学内別グループの他の研究員とも共同で研究をすすめ、時間的な制約についても改善を図る予定としている。
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次年度使用額が生じた理由 |
停留精巣マウスとES細胞の維持、またmRNAの逆転写、cDNAの増幅に要する試薬が必要となる。
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