研究課題/領域番号 |
23K08752
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
竹島 雄太 東京大学, 医科学研究所, 助教 (10372393)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | がん治療用ウイルス / 腎細胞がん / 免疫チェックポイント阻害薬 / 免疫療法 / トランスレーショナルリサーチ |
研究実績の概要 |
研究計画に基づき、令和5年度はヒト腎がん細胞株に対するin vitroでのG47Δの感染能・複製能解析を行い、その有効性を確認した。またin vitroでの複製能試験を行い、ヒトおよびマウス腎がん細胞株内でのG47Δの高い複製能が確認された。マウス腎がん皮下腫瘍モデルを用いた各種併用療法のin vivoでの抗腫瘍効果解析をおこない、G47Δと既存治療法との併用療法について、単独療法と比較し有意に高い抗腫瘍効果が確認された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
研究計画において平成5年度に設定していたin vitroの試験は完了した。また令和6年度に開始予定としていたin vivoの試験についても着手し、一部完了した。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度以降も当初の研究計画に沿って ①in vivoのマウス皮下腫瘍モデルに対する抗腫瘍ウイルスと既存治療法の併用におけるマウスの免疫応答の解析 ②in vivooのマウス腎癌モデルをベースにネオアジュバント療法の評価モデル確立 ③上記②を利用したG47Δの抗腫瘍効果解析 と進める予定としている。
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