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2023 年度 実施状況報告書

卵巣癌におけるゲノムワイドな5hmC解析と臨床病理学的因子に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23K08800
研究機関九州大学

研究代表者

小野山 一郎  九州大学, 大学病院, 講師 (00444802)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワード卵巣癌 / 5hmC / DNA脱メチル化
研究実績の概要

本研究では、メチル化DNAが脱メチル化する時の中間産物である5hmCの量とゲノムワイドな分布が、卵巣癌においてどのように変化するのか明らかにすることを目的として研究を行っている。
令和5年度は研究に用いるための卵巣癌症例を集積とそのサンプリングを行った。またDNAの抽出する条件を整えた。また、癌細胞における5hmCの基礎研究として、これまで解析していたBraf、Kras変異が起こった時のメチル化DNAの変化に加えて、Pten遺伝子に変異が起きた後のメチル化DNAの変化について解析を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

卵巣癌の臨床検体サンプリングまでは順調に進んでいるが、その後のDNA抽出作業が進んでいないため、進捗状況としてはやや遅れている状態にある。原因としてはすでにデータを取得済みであったPten欠損細胞のゲノムワイドなDANメチル化のデータ解析を行っていたためである。

今後の研究の推進方策

卵巣癌臨床検体からのDNA抽出作業に注力する。質の良いDNAが抽出できれば、メチル化DNAの定量と5hmCシークエンス用のライブラリー作成も効率よく進めることができる。

次年度使用額が生じた理由

DNAの抽出作業が終了しておらず、次世代ーシークエンサーを用いた研究をまだ行えていないため。これは令和6年度の研究に使用する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Initial epigenetic alteration induced by aberrant activation of RAS-MAPK signaling in non-transformed cells.2024

    • 著者名/発表者名
      Ichiro Onoyama, Hiroshi Yagi, Kazuo Asanoma, Minoru Kawakami, Kazuhisa Hachisuga, Hiroshi Tomonobe, Shoji Maenohara, Keisuke Kodama, Masafumi Yasunaga, Hideaki Yahata, Kiyoko Kato
    • 学会等名
      第76回日本産科婦人科学会

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公開日: 2024-12-25  

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