研究課題/領域番号 |
23K09090
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
古川 洋志 愛知医科大学, 医学部, 教授 (00399924)
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研究分担者 |
田中 真美 (茂利真美) 愛知医科大学, 医学部, 助教 (00634156)
有沢 宏貴 愛知医科大学, 医学部, 助教 (50850707)
渡辺 秀人 愛知医科大学, 分子医科学研究所, 教授 (90240514)
梅本 泰孝 愛知医科大学, 医学部, 講師 (90465526)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | リンパ節移植 / 細胞外基質 / リンパ浮腫 / 組織破砕器 / マイクログラフト |
研究実績の概要 |
リンパ節を組織破砕器で破砕して懸濁液として移植する試み(マイクログラフト法)、懸濁液のゲル化(コラーゲンとフィブリン)後に、人工真皮併用による移植方法へ研究を進めたが、移植着1週間後の免疫染色では、リンパ節様の構築を認めることがなかった。 検証のため、セルブロック法で移植直前の懸濁液をトリパンブルー染色で観察したが、生きた細胞塊が観察された。死細胞数と生細胞数の比率は17:121、生存率は約88%であった。 そこで期間を4週間と延長し、人工真皮との併用移植と、生理食塩水と人工真皮の移植との比較を実施している段階である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
移植後の検体での病理組織検討で、未だリンパ組織の確認が免疫染色でできていないため。
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今後の研究の推進方策 |
移植後に細胞が残っているかどうかを検証することとなった。ラットリンパ節由来の細胞をマイクログラフト法で採取後、蛍光色素(CellBrite TM)でラベリングしてから移植し、1週間後摘出段階において蛍光色素で標識された細胞が残っていることを確認することとした。2024年5月5日にラベリングした細胞の移植を行った。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究の遅れにより、移植が成功していないため、移植組織の病理検討よりも、細胞の生存や生着、残存の検証に要する過程が長くなり、実支出額の累計額が999,561円と、少なくなってしまったため。
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