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2023 年度 実施状況報告書

頭蓋縫合早期癒合におけるゴアテックス人工硬膜を用いた再癒合阻害の試み

研究課題

研究課題/領域番号 23K09108
研究機関大阪医科薬科大学

研究代表者

塗 隆志  大阪医科薬科大学, 医学部, 准教授 (40445995)

研究分担者 井関 祥子  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (80251544)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
キーワードCraniosynostosis / 頭蓋縫合早期癒合症
研究実績の概要

本研究は冠状縫合早期癒合を呈するTwist heterozygous mouse(以下Twistマウス)と野生型のマウス(以下Wild type)の冠状縫合をそれぞれ麻酔下に縫合切除を行い、人工硬膜に見立てた人工のフィルムを縫合部に介在させ、縫合の再癒合及び頭蓋の形態を観察するものである。
研究開始当時に研究室で飼育していたTwistマウスは高齢であったため、購入したWild typeのメスと交配を行い、雌2匹を得た。そこから更に研究に利用するTwistマウスを得るために交配を行ったが、雌のTwistマウスから生まれたマウスは死亡率が多く、研究開始から半年経過した時点で生まれた雄のTwistマウスを交配に利用し、開始11か月で実験用のTwistマウスを得た。現在も継代と交配を続けている。
これまでに同一母体から得られたTwistマウス2匹とWild type2匹にたいして、Suturectomyモデルマウスを作成した。4週齢でイソフルラン麻酔下にMicroCT撮影( LCT-200、日立アロカメディカル)を行い、縫合の形態を確認した後に、同じく麻酔下に超硬カッターシャンク3mm(日本精密機械工作)で骨孔を作成し、そこから剪刀を用いて、冠状縫合尾を切除した。骨切りは両側の冠状縫合に対して行い、右側には厚さ100μmのPTFEシートを介在させ、左側はそのままとした。手術後に再度MicroCT撮影を行い、術後は4週ごとにCT撮影を行って冠状縫合の再癒合の有無を確認している。
本報告書作成時点では術後4週しかたっておらず、縫合の再癒合については確認にいたっていない。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

マウス交配を続けているが、Twistマウスの出生率が低い、もしくは出生後に死亡する例があり、十分なサンプルがまだ得られていない。

今後の研究の推進方策

得られたTwistマウスについて順次モデルを作成していく予定である。

次年度使用額が生じた理由

Twistマウスが生まれなかったことにより、解析まで研究が進まなかったため、初年度の使用予定の物品が必要なかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Quantitative Morphological Analysis of Cranial Vault in Twist1+/- Mice: Implications in Craniosynostosis2023

    • 著者名/発表者名
      塗 隆志
    • 学会等名
      第15回日韓形成外科学会
    • 国際学会

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公開日: 2024-12-25  

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